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JBCF 宇都宮クリテリウム・ロードレース ~いのちだいじに~

 どうもこんにちは、しばらくレースレポートを書いていなかった間にレポートを書くやる気が出るまで時間がかかるようになってきた僕ですが、またダラダラと先週末に参戦してきた宇都宮の2連戦のレポートでも書いてこうかなと思います。今回の2連戦での僕の目標は、何よりも落車をしないことでした。もちろん良いリザルトを残すことも狙っていましたが、僕にとってこの2戦はあまり相性が良いとは言えないタイプのレースだったのでいかに安全に走るかというのを模索しながらの走りとなりました。

初日 クリテリウム E2 14周回 23位

 初日は僕にとって最高に相性の悪いクリテリウムでした。ダッシュ力のないチュウトハンパーとして知られている(知られていない)僕としては本当に安全に走れればそれでいいとまで考えていましたが、何もしないで貴重な1レースを消費してしまうのももったいないと思ったので落車回避も兼ねて序盤は逃げを狙いながら走ることにしました。
 レースが始まると最初の2周は集団内で位置を上げ、3周目に先に逃げていた選手へブリッジをかけて逃げが成立。途中からもう1人の選手が合流して3人逃げになったもののあまり差は広がらず、7周目には吸収されてしまいました。

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 その後は集団の最後尾でひたすら千切れないようにすることに全力を尽くし、23位でゴールしました。

2日目 ロードレース E2 5周回 6位

 2日目のロードレースは群馬CSCに通ずるところがある短い登りが勝負どころとなるコースでした。僕としてはクリテリウムよりは断然勝機があるコースだったので、落車回避第一の考え方は変えないままあわよくば勝利も狙っていくために位置取りを重視する走り方を意識してレースに臨みました。
 今回のレースも短距離レースではおなじみのアタックが頻発する展開でしたが、コースや参加選手の走り方のせいか本格的な逃げ集団は成立しないままひたすらに距離だけが消費されていきました。僕はこのコースで最も危険な鶴カントリークラブの下りはなるべく先頭を抑えて走り、その他の場面でも集団の前から10番手ほどまでの位置に常にいることで落車の回避と展開への対応をするという今回の目標からすれば理想的な走りで走り続けることができていました。

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 結局本格的な逃げが発生することはなく、集団は人数を減らしながらも一つのままレース終盤へと突入。僕も途中何度か逃げを試みたり、終盤に登りで仕掛けるプランも考えていましたが集団の様子から不可能と判断してスプリント勝負への準備に入り、2回ほど落車しかけながらもしっかりと集団に残って最終局面を迎えました。最終周の登りで集団は人数が絞られ、残り1kmの時点で残っていたのは12人前後。周りの選手の中にはそこそこ脚を使っていそうな選手もいたので苦手なスプリントでも可能性はあると考えていましたが、ここにきて今回のレース最大の大ポカをやらかします。今回のコースでは残り1km地点の手前からホームストレートまでが1車線の非常に狭いレイアウトになっていたのですが、ここであろうことか今まで意識していた位置取りをミスし、集団の10番手ほどまで位置を下げてしまっていたのでこの狭い中で思うように前に行けず、下がってきた選手に足を止められたりしながらのスプリントとなってしまいました。ホームストレートに入ってからは何とか捲ろうとしたものの6位に入るのがやっとで、最後の脚の感触からすると不本意と言わざるを得ない結果になってしまいました。

振り返り

 今回の2レースについてまず僕は、当初の目標通り安全にレースを終えられたことについては自分を讃えたいと思っています。初日、2日目ともにやりようによっては巻き込まれていてもおかしくなかった位置で落車が発生していましたが、それを立ち回りと運で回避して次につなげられる結果を残せたのは当たり前だとも思うかもしれませんが、非常に大事なことだったと思います。
 ただ、その一方で2日目にあった詰めの甘さはこれまでの僕にも共通する明白な欠点です。道が狭くなっているのは知っていたのに前に出ようとしていなかったのは集中力が低下していた証ですし、あの場面なら早駆けという選択肢も取れたはずなのにそれを取れなかった僕の精神的な弱さも最後の最後で足を引っ張りました。幸いまだ夏から秋にかけてレースは残っていますし、これらの弱点を一つずつコツコツと淡々と潰していき、次こそは本気で勝ちを狙っていきたいと思います。

photo:(c)gg_kasai , かみたい 写真提供ありがとうございました。

執筆中BGM:ソビエトマーチ


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