石田眞大(IshidaMahiro)

都内在住、スミタ・エイダイ・パ―ルイズミ・ラバネロ所属の大学生です。 amazonア…

石田眞大(IshidaMahiro)

都内在住、スミタ・エイダイ・パ―ルイズミ・ラバネロ所属の大学生です。 amazonアソシエイトを利用しています。

マガジン

  • ロードレースとプロテクター

    「ロードレースにプロテクターを導入することは可能か?」という私の検証をまとめています。

最近の記事

1年が経ち

 本日は2023年9月4日、大学自転車界最高峰のレースであるインカレのロードレースにおいて、落車により1名の選手が命を失うという悲しい事故が発生してからちょうど1年が経ちました。  この1年の間にはUCIワールドツアーチームに所属していた選手がレース中の落車事故により亡くなる事故が発生したということもあり、自転車競技の安全性について考え直す声は国内にとどまらず、むしろ海外においてより活発に議論されるようにもなりました。この記事ではそんな1年間で何が変わり、また今後どのような

    • ロードレースとプロテクター:検証の現在地編

       2023年も年明けから約2カ月が経過し、海外では既にUCIワールドツアーのレースが開催されていますね。また国内でもJプロツアーが開幕し、ホビー・学生レーサーの皆様もロードレースシーズンへ向けて準備を進めていることでしょう。私の「ロードレースとプロテクター」の検証活動ももうすぐ開始から半年を迎えることになりますが、これから始まる2023年シーズンこそ、「現在のロードレースにプロテクターを導入することは可能か?」という本検証最大の課題に対する回答の方向性がよりハッキリと示される

      • ロードレースとプロテクター:プロテクター比較インプレッション編

        ※本記事は私の執筆している「ロードレースとプロテクター」シリーズの第4弾となります。過去記事は以下のリンクよりお読みください。 ・アンケート考察・ファーストインプレッション編 ・レース編ほか ・続レース編・普及の未来(?)編  前回までの記事は主にプロテクターを自転車競技に導入すること自体の可否について考え、いくつかの考察と検証を通じて私が持つようになった「プロテクターを自転車競技に導入することは十分に可能である」という考えを発信するものでありました。喜ばしいことに、そんな

        • ロードレースとプロテクター:続レース編・普及の未来(?)編

          ※本記事は私が以前書いた「ロードレースとプロテクター:レース編ほか」の続きとなっています。ご覧になっていない方は、先に前回の記事をお読みいただくことを推奨いたします。 続レース編 さて、前回の記事では南魚沼ロードレースにて初めてプロテクターを実戦投入した際の感想を書きましたが、今回の続レース編ではそれに引き続いて参戦した群馬CSCロードレース2連戦において感じたことや確認したことを書いていこうと思います。詳しくは後述しますが、個人的にもプロテクターに関することについても実り

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        • ロードレースとプロテクター
          5本

        記事

          ロードレースとプロテクター:レース編ほか

          ※本記事は私が以前書いた「ロードレースとプロテクター:アンケート考察・ファーストインプレッション編」の続きとなっております。ご覧になっていない方は、先に前回の記事をお読みいただくことを推奨いたします。 はじめに 前回の記事では自転車競技において求められるプロテクターの要素についてアンケートをもとに考察し、それをもとに購入したプロテクター(以下「サステック」)を実際にロードバイクに乗って使ってみるというところまでを書きました。ありがたいことにこれらの内容は多くの方の目に触れ、

          ロードレースとプロテクター:レース編ほか

          ロードレースとプロテクター:アンケート考察・ファーストインプレッション編

           先日私は記事「インカレロードの事故を見て・感じ・考えたこと」の中において今現在の自転車競技とプロテクターの関係について触れました。要約すれば多くの自転車競技選手(特にロード選手)はプロテクターがロードレースには適さないものだと考えており、またロードレース向けのプロテクターが市場に存在していないという現状を指摘する内容となっていました。ありがたいことにこの記事はSNS上において広く拡散され、プロテクターについても様々な意見を見て取ることができました。その多くはロードレースへの

          ロードレースとプロテクター:アンケート考察・ファーストインプレッション編

          インカレロードの記事に関するお詫びと訂正・お願い

           先日は私の投稿した記事、「インカレロードの事故を見て・感じ・考えたこと」(以後「前記事」と表記)をお読みいただき、また様々なご意見を下さりありがとうございました。予想をはるかに上回る反響をいただいたことで私自身非常に驚いています。お寄せいただいたご意見については一つ一つに返信することはできないもののすべて目を通させていただき、考えを深める材料とさせていただいております。  ただその一方で、前記事を読んだ一部の方が記事の内容をもとにして亡くなられた選手のご遺族・関係者の方に対

          インカレロードの記事に関するお詫びと訂正・お願い

          インカレロードの事故を見て・感じ・考えたこと

           去る2022年9月4日、インカレのロードレース競技中に発生した集団落車に巻き込まれ、1名の選手が死亡するという痛ましい事故が起こりました。亡くなられた選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。  そのうえで本記事を執筆する理由を説明しますと、今回の事故は死亡事故であったこともあり自転車競技に関する話題では異例といえるほど拡散されています。しかし当レースのLIVE映像において事故の状況は確認できず、その他の情報も事故当時の状況を再現するほどの充実したものとは言えないことから「

          インカレロードの事故を見て・感じ・考えたこと

          第55回 JBCF 東日本ロードクラシック

          どうも皆さんお久しぶりです。恐ろしいことに気づいたらレースから二週間もたっていましたが、4月24,25両日に出場した東日本ロードクラシックのレースポートをしていこうと思います。E1昇格後初の群馬、二日連続100km級のレースとなりました結果はいかに…? Day1 6km×20周 120kmDay1の目標は後半まで集団にしっかり残り、終盤の数周で展開に影響を与え、あわよくば勝ちを狙える動きをしていくこと。練習量が落ちいたためどれほど目標に沿った走りをできるかは未知数だったので

          第55回 JBCF 東日本ロードクラシック

          ご報告&JBCF広島さくらロードレース ~初めてのE1と最悪のレース~

          挨拶&ご報告 皆様、明けましておめでとうございます!年明けから新年のご挨拶までの期間を半分に短縮(昨年比)する快挙を達成した当noteですが、今年もレースレポートをメインに記事を載せていこうと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。  さて、メインのレースレポートの前にタイトルにもあるご報告を済ませておきますと、高校三年生だった僕はオフシーズンに大学受験に臨んでおりまして、結果的には早稲田大学に進学することになりました。よって4月以降は早稲田大学所属の選手として、学連

          ご報告&JBCF広島さくらロードレース ~初めてのE1と最悪のレース~

          JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ ~今できること~

           どうもこんにちは、近頃は急速に寒くなってきましたが元気に過ごせているでしょうか?ちなみに僕は風邪をひきました。それはさておき、今回は先週末に参加してきたJBCFの経済産業大臣旗ロードのレポートを書いていきたいと思います。ただいま定期考査期間中なので書きあがるときには少し前の話になっているかもしれませんが、僕にとって一つの区切りとなったレースなのでいつもより長めにちびちびと書いていきます。  さて、今回の経済産業大臣旗(ジュニアユースチャンピオンシップ)はJユースツアーでの

          JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ ~今できること~

          箱根ヒルクライム2020 ~まず一つ、そして次へ~

           今回は箱根ヒルクライムに参加してきました。自転車競技のルーツがヒルクライムにある僕としては今年一回はヒルクライムに出ておきたいと思ってエントリーした大会で、来週の経済産業大臣旗に向けて弾みをつけるためにもいい走りができればと考えていました。  今回は準備段階で心拍系をなくしたり、カメラを付けようとしたらネジがいかれて付けられなくなったりとアクシデントもいくつかありましたが、すべて魔法の言葉「軽量化」で正当化(その割に体重を落としていないのは内緒...)。アップで登った一夜

          箱根ヒルクライム2020 ~まず一つ、そして次へ~

          JBCF 広島森林公園ロードレース

           今回はJBCFの広島森林公園ロードレースに参加してきました。今回はユースでのレースに集中するため2日目のみの参戦でした。ここでポイント差を挽回しないとYツアーでのランキング逆転が不可能になるので、中間ポイントから積極的に狙って走りました。 レース クラス:Y 86.1km(7周)9位 今回のレースは参加選手のレベルが今年一高くチームとしても個人としても強力な相手が何人もいたので、序盤からアタック合戦が激しくなるだろうと予想して走りだしました。スタートしてからしばらくは主に

          JBCF 広島森林公園ロードレース

          第54回 JBCF 西日本ロードクラシック ~暑さと熱気のサバイバル~

           どうもこんにちは、今回はやる気が出たので最近にしては珍しく早めにレポートを書けそうです。ということで今回僕が参戦してきたのは広島県中央森林公園で行われたJBCF西日本ロードクラシックです。西日本で開催されるレースに出場するのも飛行機での遠征も初めての体験でしたが、コース自体は僕の脚質に合っていそうだったのでこれまでのレースよりも良い結果を残せるように頑張ってきました。 Day1 クラス:E2 61.5km(5周)4位 Day1はE2のレースでしたが、今回僕の主目標は二日目

          第54回 JBCF 西日本ロードクラシック ~暑さと熱気のサバイバル~

          JBCF 群馬CSC交流戦 8月大会

           どうもこんにちは、レースレポを書くのをめんどくさがってタイピングで遊んでいる間に金曜日になってしまったので次のレースに入る前になんとか書ききろうと焦りながらこの文章を書いている今日この頃ですが、そんなどうでもいいことは置いておいて先週の交流戦のレースレポートです。今回は初日がE2とE3の交流戦、2日目がクラスYで両日とも72kmを走るレースでした。目標はクラスYのポイント獲得と、長いレースでも2日間しっかりレースレベルで走り切れるという自信をつけることでした。 初日 クラ

          JBCF 群馬CSC交流戦 8月大会

          JBCF 宇都宮クリテリウム・ロードレース ~いのちだいじに~

           どうもこんにちは、しばらくレースレポートを書いていなかった間にレポートを書くやる気が出るまで時間がかかるようになってきた僕ですが、またダラダラと先週末に参戦してきた宇都宮の2連戦のレポートでも書いてこうかなと思います。今回の2連戦での僕の目標は、何よりも落車をしないことでした。もちろん良いリザルトを残すことも狙っていましたが、僕にとってこの2戦はあまり相性が良いとは言えないタイプのレースだったのでいかに安全に走るかというのを模索しながらの走りとなりました。 初日 クリテリ

          JBCF 宇都宮クリテリウム・ロードレース ~いのちだいじに~