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JBCF 南魚沼ロ-ドレ-ス ~足らぬ足らぬは工夫が足らぬ~

 今回は新潟県の南魚沼市で行われた南魚沼ロ-ドレ-スに二日間参戦してきました。二ヶ月ぶりのレ-スでしたが、是非ともここで昇格しておきたかったので集中力を高めて挑みました。

Day 1

 初日は新たに導入したディスクブレ-キ搭載のEmondaで参戦。登りで攻撃を仕掛けたいがための選択でしたが、思っていたよりも登りの難易度が高くなかったうえに登りで飛び出しての逃げ切りも難しいコ-スレイアウトだったので少々不安になりながらの整列となりました。
 レ-スが始まるとすぐに登りだったのでアクチュアルスタートと同時に先頭に出てジワジワとペースアップ。その流れで集団前方をキ-プしましたが、一周目は下りの直前で位置を落としてしまい登り返しでやや脚を使わされてしまいました。二周目以降はこの反省を活かして登りでなくとも積極的に集団先頭のロ-テ-ションに加わり、多少前を牽かされてでも位置を確保しました。レ-スのペースは速くも遅くもならず、いくつかアタックがありながらも似たようなラップを刻んで進んでいきました。


 結果に影響を及ぼす動きが出たのは三周目の終盤。下りの手前で飛び出したいた(と思われる)選手が登りに入って差を開きだし、独走を開始。僕は登りでアタックをかけて4kmほど単独で追走しましたが差は縮まらず、さらに追い付いてきた集団の中に逃げを把握していなかった選手がいたことも手伝って先頭の逃げ切りが濃厚に。僕も二位争いに向けて脚を溜めだしましたが、下りで後輪をロックさせてしまうというミスを犯して二位争いの集団からも脱落してしまい、結局7位でのゴ-ルとなりました。

Day 2

  二日目はいつも通りMadoneで参戦。登りで集団を削るという基本姿勢は変わりませんが、登り後の位置取りや下りでの走りで昨日のようなミスを犯さないように意識して走りました。
 二日目のレ-スは一周目からいいメンバーでの逃げグループができ、前日よりも速いペースで一周目を消化。二周目以降もペースこそ緩みながらもいくつも逃げができるという前日よりも動きがある展開になりました。僕は常に集団の前か逃げ集団に加わることで位置を下げないようにしつつ、登りでは必ず先頭に入ってペースを上げていきました。そのせいか三周目になると登りで後ろの人が先頭交代してくれない事態に...。腹いせで強めに前を牽くというドッキリを仕掛けたりしつつ後半へ。

 最後の長い登りに入ると一人の選手がアタックして先行。かなり本気の逃げだと判断したので集団の縮小を兼ねつつアタックをかけ、ほぼ狙い通りに5人の追走集団を作りました。前の日から常に集団前方で動いていたPeach MAXの二人やこのレ-スで集団のコントロールをしていた横浜高校の選手など良いメンバーが揃っていたのでそのまま逃げ切りたかったのですが、前を捕まえた直後に何人かの選手が合流してきて最終局面へ。チ-ムとしては追い付いてきたメンバーに相原さんがいたので最悪の展開ではありませんでしたが、僕は先頭交代の過程であまり下りが得意ではない選手の後ろにつくことになってしまいました。こちらが結構な致命傷になり、下りでつけられた差を追い付くのに脚を使ったうえに集団の後方、それも最終コ-ナ-外側から仕掛けなければならない位置に追いやられてしまいました。結局内側から仕掛けた三人に追い付くことができず4位でゴ-ル。またも昇格を逃してしまう結果に...。

振り返って

 今回のレ-スは、行事が詰まっていて練習が出来なかっただとか、体育祭の直後だったとか、言おうと思えばいくらでも言い訳ができます。しかし、それらを差し引いても今回の僕には圧倒的に工夫が足りませんでした。初日のブレーキロックはディスクブレーキの特性とブレーキング基本をおさえておけば防げましたし、二日目も前の周回で下りが遅い人がいると分かっていたのになりゆきで後ろに下がってしまったのがそもそもの敗因でした。どちらも少し頭をひねれば分かることであり、だからこそ走っていた時の自分に腹が立ちます。あと少し足りない、あと一つ上だったらなんていう後悔は僕の場合、大体工夫が足りていないんです。「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」なんて今の僕にピッタリな言葉なのか...。


 その一方で良かった点と言えば、登りの走りが自分の期待していた以上のものだったことですね。二日で八回あった長い登りでの集団先頭は皆勤賞でしたし、二日目のアタックもある程度余力を残した状態で集団を絞りこむことが出来たので、二週間後の赤城に向けてはいい傾向が出ていると思います。
 最近は安定して一桁順位を取れるようになってきていますが、なかなか勝ちきれないレ-スが続いています。次の赤城では是非とも勝って昇格を決めることができるように、しっかり準備していこうと思います。

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