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初めての就活~55歳からの挑戦(1)~

坂道もだらだら降りて

気づいたらわたしも「人生50年」を過ぎていました。

いまだに20代のつまづきを取り戻せずにいるのですが。

問題なのは、自分で自分がオバサンだという認識に欠けているところです。

さらに今は、オバサンという自覚を激しく奪う状況にいます。


気がつけば平均年齢28歳

今、わたしは障害者として就職するための訓練に通っています。

働くと病気が悪くなるということを繰り返したのが、わたしの30代後半からの10年でした。

次の10年は父の介護をしている間に吹き飛びました。

でも様々な偶然が重なって、今、なぜか訓練に通っています。

しかも同じ場所で一緒に訓練をしているのは若者ばかりです。

教えてくれる人々まで若者ばかりです。

なんとなく計算したら平均年齢が28歳くらいな感じです。おいおい!


いつの間にか浮かれて

若い男の子ばかりの中に、オバサンがやってきたので、周囲はきっとイヤだったでしょう。

ところがわたしとしては、自分はまだ20代か、言い過ぎならば30代くらいで、さらには男の子みたいなものだと思っていました。

だから仲間が出来て嬉しいと思いました。

障害があることが前提になっている場所にいることは、ものすごく居心地がいいです。

だからちょっと浮かれていました。


はっきりと自覚してきて

浮かれている間に、だんだん、本当の若さとはどのようなものであるかを学習しました。

滅多に笑わない男の子が笑った時には

「かわいいー!」と喜んだ後、

この思考回路はオバサンだ!うわーっ!

ひとり心の中で叫んでいました。

話をしない男の子が、突然算数を教えてくれた時には驚きました。

若いということはいいことなんてあんまりない、

年を取って思うことは、こんなことです。

だから余計にこの若者たちが愛おしい。


ひとりふたりと減っていき

気づいたら、

就職しちゃったとかいう理由で仲間が減りました。

オバサンは手放しで大喜びしていましたが、

若い人は、自分も就職しなくちゃと思うようで、

次々と卒業、いや、卒所?していきます。

しかしなぁ。

若い人はともかく、

このトシになって本当に仕事があるんだろうか…。


あったりするが

たまたま夜更かししていて、

ハローワークでも見ようかと検索すると、

求人が、ない。

いや、見事にないですね。

年齢的に、ない。

できればパソコンを使える仕事を、

などと思っていたのですが、

違うお仕事ばかりです。

ないわけでもない

ところが発見してしまいました。

たまたまなんとなく広げて選んだ範囲に、

ちょうどいい感じの仕事を見つけました。

やったね!


早速、翌朝スタッフに相談しました。

あらあらさらさらと、

怒濤の就活に足を踏み入れていました。

ただいま履歴書作成中です。

これ、すごくたいへんでもうめげそうです。

就活、やだよー。


【シリーズ:初めての就活】でした。

(次は「いきさつ編前半」になります。)


(このシリーズは「初めての就活」というマガジンに入れています。)


イラストは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。勢いがあって前向きなイメージで選びました。しかし、文章を書いてからイラストを見ると、前途多難な道のりを見るようでもありますね。











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