新卒ヒットマン、昭和レトロな理容室でおまかせオーダーしてみたの巻
前回のnoteでは自分を変える為に社長にカンチョーをするというミッションに挑んだ沼口さん。
しかし、結果は未遂に終わり。。。
自分を変えるために挑んだのに、変えることはできていません。。
そんな中社長から「前髪が重たいから自分を変えることができないんじゃないか。もう自分を変えたいんだったら髪切るしかないよ。それしかない！」とご提案が。(この時点で社長はあくまでも沼口さんの為を思って散髪を提案しています。笑）
その後、「どうせ切るんだったら昔ながらの雰囲気のある理髪店にいっておまかせオーダーで切ってもらおうよ！これって全人類が気になっとることやない⁈」と。(この時点ではもはや沼口さんの為というより、社長の興味本位で提案していると思います。笑）
ということで、自分を変えるための次なるミッションは”昔ながらの雰囲気のある理髪店でおまかせオーダーで散髪をする”になりました!!!!
ミッションを遂行するためにまずは理容室探しです。
GoogleEarthやネットを駆使して非常に雰囲気のあるお店を発見しました。出発する前に念の為に営業しているかどうかの電話をしてみたところ、店主の方が通院するため今日はお休みしますとのこと。。
気を取り直して再び理容室を探します。当然、昔ながらの雰囲気のある理容室はホットペッパービューティーなどには載っていないので探すのも容易ではありません。
そんな中、ようやく見つけた2軒目!営業確認の電話をします…!
営業していました!!
早速我々は理容室へ向かいました。
本人に髪を切るにあたっての心境を聞いてみました。
安藤「今回髪を切るにあたっての正直な心境をお聞かせください。」
沼口「髪を切る事については納得しています。正直な心境としては、楽しみ半分・怖さ半分といった所です。」
ちょうどお昼時ということもあり、理容室へ向かう途中でランチをすることにしました。沼口さんの希望で焼肉になりました☆
昼食を終え、再び理容室へ向かいます。
グーグルマップを見ながら向かいますが、本当にこの道で合ってるのか?!というような狭い道をドキドキしながら進んで行くと…
ありましたー!!!
車で約1時間かけて向かった先は「スズラン理容室」さんです!!!
雰囲気最高な理容室を福岡県鞍手郡にて発見いたしました!!
ポストには「訪問販売」「必要ないものは いりません！帰らないときは 帰ってください！ ドアをすぐに開けないこと。その場で契約せず、家族や消費者センターに相談にまず相談！」と書かれています…。
早速入店します!
ドアの向こうには一体どんな光景が待ち構えているのでしょうか？
す、すごい・・・！！！！！
そしてついに、店主の白木さんにお会いできましたーーーー！！
突然の訪問にも関わらず受け入れてくださり感謝です。
早速、バーバーチェアに座ります。
そして、沼口さんがついにオーダー。
「時間もお金も好きなだけ使っていただいていいのでお父さんが一番カッコいいと思う髪型にしてください!!!」
すると白木さんから、「うちはつむ(カット)だけだったら1500円。今回はつむ(カット)だけでいい？」とお返事が。パンチパーマや剃り込みなどのカッコいい昭和のヘアスタイルに淡い期待を抱いていた我々からするとカットのみだと少々物足りない…（´・ω・｀）
そこで社長がさりげなく「このお店ってパンチパーマをかけたりとかもできますか？この男性(沼口)をお父さんが思う最高にカッコいい髪型にしてやってください!」とやんわりパンチパーマアピールをします。
すると白木さんは「カッコいい髪型とかじゃなくて、この子(沼口)に似合う髪型にしてあげんとね～。本人の好みもあるしね。カットのみでやろう。」と。（カットのみだと1500円です。)
さすがプロ!!!意識の高さに感動しました。パンチパーマや剃り込みに淡い期待を抱いていた事を恥ずかしく感じました。
ということで今回は白木さんが思う沼口さんに似合う髪型にしてもらう事が決定しました！
早速ハサミを入れていきます。
「長いね～女の子みたいな髪型やね～。まあとにかく短くしようね～。」と、白木さん。その後、
「この髪型は全然オシャレじゃないね。つみ方（カットの仕方）が悪い。ヤマアラシみたいだね～。」と沼口さんの現在の髪型についてコメントいただきました。笑
カットの様子を撮影していると…
白木さんが私(安藤)の方にハサミを持ってきました。
「このおかっぱもつみ方(カット)が悪い。内側の髪を刈り上げたらもっとカッコいい髪型になる。」とコメントいただきました。
白木さんから「カットしたい。」という氣がビシビシ伝わってきました。笑
カットも終わり、洗髪をします。
なんとシャンプー台が前方に収納されていました！このタイプは見たことなかったのでいいもの見れたな～と思いました。(ちなみに牛乳石鹸で洗髪しています。白木さん曰く、牛乳石鹸には適度に油分も含まれているため洗髪に最適とのこと。）
乾かしていきます。
そしてついに…
カット完了しました！！！
めちゃくちゃ良くなってる！！！！
白木さんは、カットの後沼口さんに「アンタ、今までデコ隠してただろ？」「デコを隠すと人格が暗くなる。目を隠す人は心が暗い。」と言っていました。
社長「どう、鏡で自分を見た感想は？」
沼口「すごい明るくなったな。と思います！」
社長「だろうね。笑」
そしてカットの最中に白木さんは様々な話をしてくれました。
この理容室「スズラン」は元々白木さんのお母さまがやっていたお店で、現在白木さんが後を継いでいます。
白木さんは昭和22年生まれで約54年前に理容免許を取得し働いているのだそう。
昔の理容師免許は警視庁から付与されていたことも初めて知りました。
1901（明治34）年に、東京府で、「警視庁令第11号理髪営業取締規則」が公布されると各道府県はこれにならい、公衆衛生の面から警察による取り締まりが制度化されます。器具の消毒や店舗の清潔保持、結核患者の従業禁止などの規則が定められ、剪髪、結髪をなす営業を店舗の有無に関わらず届出制となりました。
その後、1927（昭和2）年に改正により「美容術営業取締規則」、さらに1935（昭和10）年には、「理容術営業取締規則」と名称改称がなされています。そして1942（昭和17）年に、警視庁から東京府に、各道府県から新設された厚生省内政部に移行されて以降、現在まで厚生労働省が主管官庁となっています。
理容師の仕事は手が動いて、目が見える限り続けていきたいと仰っていました。
白木さんは私たちに昔使っていた道具を見せてくれました。
ただ散髪に行っただけなのに、白木さんのお人柄や仕事に対する姿勢、今までの理容師として培ってきた経験を聞けて非常に感動しましたし、その場にいた全員があったかい気持ちになりました。
白木さん、本当にありがとうございました!!!
カットを終えての感想を沼口さんに聞いてみました。
「白木さんの昔の話が聞けて面白かった。50年というキャリアがあって本当に大ベテラン。また来たいです。めちゃくちゃ良かったです。」とのことです。
今回、散髪を通して沼口さんは変わる事ができたのでしょうか？
上司の松尾さんに伺ってみました！
散髪した後の沼口さんは一人の人間として一皮むけた大人な男になったなと感じます。
仕事面でもその影響がハッキリと出ています。
スピードと精度が格段に上がって、かなり頼りにさせていただいております。
沼口さん本人にも聞いてみました。
散髪後、周囲から「雰囲気明るくなったね！」「似合ってる！」などのコメントをいただき、自分自身もポジティブになれました。
髪と一緒に余計な物もカットできた気がしています。
「自分を変える」という目的でカ〇チョーから始まった今回の取り組み。
私も普段の職場での沼口さんを見ていて、本当に以前よりも表情が明るくなったし、何より楽しそうにしているのが伝わってきます＾＾
上司の松尾さんからも「一皮むけた大人な男になったなと感じます。」とコメントがありました！
よって今回の目的は達成されたと言っても良いでしょう。
髪をカットすることで見た目も内面も明るくなれた沼口さん。
おめでとうございます☆
そして白木さん、本当にありがとうございました！
今回お世話になったスズラン理容室の情報はコチラ↓
スズラン理容室
所在地：〒807-1313 福岡県鞍手郡鞍手町新北９３２−２
そしてここで重要なお知らせが・・・！
TikTokはじめました！
今回の髪カットの様子を動画にしました！ぜひ、ご覧くださいませ😊
■おまけ
生成AIをつかってアニキャラ風に写真を加工してみました。
この写真が…
こうなります！
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