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アカデミア世界のアレコレ #藤原note30日間チャレンジ vol.13

暑い。

日本列島の天気を司っている神様は、猛烈な天気か台風か、この2つしか選択肢がないらしい。勘弁してくれ〜。

つい昨日までは台風一過で過ごしやすかったのに・・・。

引き続き、熱中症等、警戒して行動する様にしてくださいね。水分補給を怠らない様に・・・。


さて、フリーテーマで書いてきたこの企画、前半の10日間が終わって、少し方針を変えていこうかと思います。


これからは、なるべくその日に考えたアレコレ、自分の中で鮮度の良いものをそのまま残していけたらなと、そういう風に進めていきたいですね。

なので、前よりも書く時間も短く、感じたことをそのまま書いていく様にします。


そんな今日は、大学でテストがありました。自筆ノート持ち込み可なテスト、15回ある授業には2回ほどしか出席しませんでした。

というのも、どうしても面白くない授業に耐えることができない性分なもんで、教科書を読んでいくだけの先生の授業は耐えられません。大学ってそういう先生多いよね?

なので、テスト前に教科書を一通り読み、授業ノートを自分なりに作ってテストに挑みます。


と、急に大学生らしさを見せたのは、今日書きたいテーマと大学が密接に関わっているからなんです。

今回書きたいテーマ、大学受験は、世の大学生ほとんどが通ってきた道なはず。そんな大学受験について、思うことを書いていきたいと思います。

キッカケとなったのはこちらのツイート。

文部科学省さんが出した、高大接続システム改革会議という会議の最終報告であるPDF。興味があれば、こちらから読んでください。

この資料に書いてある一部を抜粋したのがこのツイートなんですよね。

分かりやすく資料の内容を要約すると、現在大学受験の主流である一般入試(センター試験や2次試験を活用して入学を目指す試験のこと)の評価基準として、調査書など、大学入学以前の様子が追加される、ということです。

僕の考えは、以前Twitterで呟いた内容そのままです。

そうそう。人間の思考のプロセスの中で、要素が複数あるものを数学的に矛盾がない様に評価することはできないんですよ。

例えるなら、人の身長や体重は比べることができる。どっちが高いか、どっちが重いか。

ただ、この2つを同時にそのまま比べるってことはできないんです。身長と体重を足したり、かけたりして別の量にしないと比べられない。

文部科学省の言う、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」というのは、まさに要素を複数持つもの。人間が正当に、公平公正に評価することはできないんですよ。

評価できない量を評価できる様にする、一つの手段が筆記試験なんです。


「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」、まあ大事だと思いますよ。そりゃ、1人じゃ研究もできないからね。

でも、モノを学ぶスタイルってそれだけじゃない。


そうそう、これこれ!

僕が尊敬している田崎先生が、僕の言いたいことを見事に言い表してくれてる!

どんな人生を歩んでいようと入学試験の得点だけで合否が決まるという現在の一般入試は恣意性が少なく透明性の高い優れた選抜方式

ほんまこれやでーーーーーーー!!!!!

今の大学一般入試が変わって、学校の内申書とかが重視される様になってしまえば、いわゆる「良い子ちゃん」が増えるだけ。大学が求めてる多様性は、今よりも失われてしまう。

また、実際評価の対象になる、例えば国内や国外の大会などに参加できる高校生は一部に限られています。ぶっちゃけると、都会の高校生。今よりさらに地方格差は広がってしまう危険性もあると思います。


さらに、入試以外にも、大学ってなんだか暗いニュースが多いよね。

例えば、東京五輪のボランティア問題とかね。

ボランティアってこんな感じで集まるんでしたっけ?なんだか不思議。

僕はスポーツ好きで、五輪自体も上手くいってほしいと思っているけど、各省庁の動きがあまりにもちぐはぐというか、民衆が望む形から乖離しているというか・・・。

実際に明治大学も、2020年にはGWを返上して授業を行うそう。全ては東京五輪のため・・・。

こういう動きはちょっと怖いですよねえ。


この通り。タダで若い労働力を使おう、という汚い魂胆が見え見え。怖いです。


ほかにも、京都教育大学に出向していた文科省の職員が、後援会の会費を自分のフィギュアやソシャゲ課金のために770万円も使い込んだ話とか。

770万円フィギュアや課金に使うってなんや。純金のフィギュアでも買ったんか。何回10連ガチャ回しとんねん。


阪大も最近色々と良くないニュースが紙面を飾りましたよね。

的外れな批判も多いですが、反省していただきたい出来事ばかり・・・。


こんな状況のアカデミアですが、尊敬すべき先生は多くいます。

同志社大学で教鞭をとる内藤先生。広い視野で社会を見ている姿勢を、本人の言葉を持ってして得られます。


東京大学の稲見先生。ERATOという研究のプログラムで、稲見自在化身体プロジェクトの研究統括をやられている方。Tech系で未来を見たい人はぜひフォローしてみては。


そのほかにも、Twitterで面白い研究に関する情報を多く呟いている大学の教員は多く存在します。

気になる分野をTwitterで検索すること。これは、今の時代では一次情報を得るのに最も良い手段だと僕は思っています。

なぜなら、ネット記事はPV(ページビュー)の数に応じて広告費が支払われるケースが多いため、タイトルで過剰に煽ったり、内容を誇張している表現も中には確かにあります。

一方で、Twitterで反応が多かったからといって誰からもお金は支払われません。つまり、金銭的なインセンティブはない。純粋な情報発信の手段として活用している場合が多いんですよね。

また、ネット記事と違って、別の人の恣意的な思いによる編集も入ってません。まさに生の声。

大学教員で面白いツイートをされている方がいたら、僕に教えてください。


役人の皆さんの考えてることは理解しようにもできませんが、大学という現場で働く教員の方々には面白い人がいっぱいいます。

僕も一応、大学教員を目指して、日々鋭意学習中。

目指せ博士課程、Ph.D持ちの専業主夫。

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