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PT実習生自殺裁判が和解へ

リハビリ業界に震撼をもたらした、実習生自殺における裁判判決。1審判決は実習先施設と養成校に合わせて6100万円の支払いを命じるものでしたが、今年4月8日に3000万円の損害賠償で和解となっていました。

実習先パワハラ和解 大阪高裁、遺族に3000万円支払い:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43504270Z00C19A4AC8Z00/

ぶっちゃけ、臨床実習は理学療法を学ぶカリキュラムの中で最も負荷の高い課題です。「実習楽しかった!また実習を受けたい!」という声はほとんど聞きません。

学生はカリキュラム上、実習の単位を落としたら進級できません。理学療法士になるためには、漏れなく実習をパスしなければならないのです。

実習の合否は、基本的には学外の医療施設に勤務する指導者が決めます。私も実習指導を担当した事がありますが、大変でした。

私達は、リハビリや理学療法のトレーニングは受けて来ていますが、指導や教育のプロではありません。

私の評価次第で、ひとりの学生の進退が決まる。その学生の背景には、学費を工面して、毎日実習先に送り出す御家族が居る。

その責任は、いち理学療法士が背負うには大きく感じました。この裁判は、他人事ではありません。

皆さんは、どう思いますか?

#リハビリ #パワハラ #裁判

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