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本当は強い@障害者雇用

前座 うたた寝すると疲労が取れる。

少し台所に立っておにぎり作り食べてみる。お茶を飲む。目がさえてきたぞ。思い返すと前職の新人時代の単純労働を、障害者雇用の今は喜々として請け負っている。過去の私より進歩と思い。複雑な仕事への過渡期でもない今をどう捉えるか?


そう考えていくと、

複雑な仕事をこなせるのが優秀な人材の証的なところ

がありますよね。より遠くより早くは電信電話内燃機関が人力に取って代わった。chat-GPTとかAIもそれらに肩を並べる。いずれ優秀な人材は要らなくなる、インフラを動かす人間が単純労働すればいい、まるで『マトリックス』の世界。


ただし、

蒸気機関や内燃機関を操る人間にも動作原理や操縦方法の理解が求められた

ように、インターネットやAIの原理についても、たとえばサイバー攻撃に遭ったときどう事故を防ぐか防ぎ方が分からないとただのブラックボックスとなってしまう。飛行機を不時着させるようなスキルも必要か。

人対コンピュータネットワークという構図

に見えるかも知れない。列車や飛行機も操縦者と乗客とでは求められることが異なってくる。同じく、利用者全員までがエンジニアである必要はあるのか。2進法や指数法則を理解しておく必要が結果として出てくるのか。概念的には間違ってない。

その点、インターネットの普及している時代で単純労働をしっかりとこなせる人間が一番強くないだろうか。操縦者にもエンジニアにも通じる未だかつてない素養である。単純労働を通して行為の原因と結果を机上の空論でなく実践しているからである。それが動力の近代化の時代とは異なる所だと私は思う。操縦者任せではない時代なのである。

そう思うと障害者雇用で複雑な仕事ができなくても自分達抜きでは進まないことに、ある意味の誇りをもって悪くないだろう。

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