夏の甲子園中止に思うこと

春に続き、8月20日ついに夏の甲子園中止が発表されました。状況を考えれば、やむを得ないことだと思います。

これに対し世間では様々な声が聞かれます。「野球だけ特別扱いするわけにはいかない」、「他のスポーツも中止になっているのだから当然だ」等々です。これに対して少し思うところがあるので書きます。

1.学生の部活動については、一生懸命に取り組む限りにおいて、運動部、文化部に関係なく、サッカー、野球、剣道、弓道など種目に関係なく、等しく素晴らしいと思います。しかし、全国大会に関わる学生本人、保護者を含めた人数には差がありますし、プロスポーツとしての人気にも差はあります。サッカー、野球などは、花形の競技と認識されています。これは致し方無いことです。

しかしながら、大災害や感染症が、部活動の種類で人を選別して襲ってくることはあり得ません。その意味では特別扱いはすべきでないでしょう。

2.その一方で、「他のスポーツも中止になっているのだから当然だ」という意見には、少し首をかしげます。現在、少しずつ自粛が解禁されつつありますが、職業ごとに感染リスクを考慮されて、段階的に解禁する方向になっています。

スポーツにしても、競技ごとに接触の多い競技もあれば、そうでない競技もあり、室内の競技もあれば、室外の競技もあります。一概に禁止とするのではなく、感染リスクを考慮した対応が求められると思います。


(終わり)

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