今日から幸福になる方法〜日常を規制して幸福の感度を高める〜


今日から幸福になる方法。

幸福になるには年収1000万円が必要で、結婚出来るパートナーが必要で、その結婚式に大勢来てくれる友人たちが必要だとおもってませんか?

これは一理あるのですが、求め続けると一生幸せになれません。上には上がいるからです。

だとしたら今幸福になるしかないですよね。
今の幸せをかみ締めて幸福になるしか。

今日はそんな話です。

結論から言うと、『苦痛の状態を意図的に作ることによって、日常との振れ幅を作りだし幸福感を人工的に作り出すこと』です。

現在、揚げ物やラーメン、パン、ジュースなどを禁止するダイエット生活をしているのですが、
この生活を始めてから、白ご飯の美味しさに本当に感動します。
つまり、日常が急に幸せなものに思えてきたんです。

それまでは外食ばかりだったので、食べたいものは食べられていました。
しかし、空腹な時の味噌汁の塩分が染みるし、白ご飯が甘くて美味しいです。

そうすると、月一で食べる二郎系ラーメンは目玉飛び出るくらい美味しいんでしょう。

一見、幸福度が下がりそうで上がってます。
それは自ら規制をかけることによって、普段の日常との差異を感じることで幸福感の感度を高まっているのでしょう。
まとめると、普段の日常を幸福に感じる方法として、自分に規制をかけることによって、相対的に普段の生活が幸せに感じる作戦って訳です。
幸福の感度を高める作戦とでも名付けましょう。
これからは
●筋トレ
●朝の早起き
●瞑想
●朝イチのHIIT
●外食は月1
●友人との遊びも月1
などなど、日常をどんどん不便にしていきたいと思います。
https://note.com/kouki_talk

どんな幸せも1度ゲットしてしまうと、もっと上の幸せを求めてしまうものです。

あれだけ憧れてた東京での一人暮らしが叶ったと思うと、それに満足せずにお金が欲しくなり、ある程度のお金が手に入ってもさらに欲しいものが生まれて次へ次へと欲求は際限がないでんです。

幸せになるという現象は
「更なる幸せを探す」
「現在の幸せの感度を高める」
の2軸で追い求められます。

前者は際限がないのに対して、後者は今からでも出来そうです。
しかし、急に感じ方を変えろと言われましても難しいです。

そこで具体的な方法として「生活のあらゆる部分を自ら帰省していくことで相対的に現在の幸せを感じやすくする」があります。

例えば、日頃は脂質や糖質が多く含まれる食べ物を規制することで、時々食べるマクドナルドがとてつもなく幸せになります。

毎日、朝頑張って起きて日中は外出することで、布団で横になるという幸せを強く感じられます。

これは禅宗でー吾唯足知ーと言い、「今持ってるもので足りてるから、今持ってるものを大切にしよう」という意味です。

まさにこれで、幸せとは追い求めるものではなくて、今あるものに気づくことなんです。SUPER BEAVERより。

↓(この理論を下支えする理論たち)


●ドーパミンは1度摂取すると気持ちよくなるが、それから時間が経つと、マイナスになる
→ドーパミンがマイナスになるとドーパミンを求める
→✳ドーパミンは動機づけのためにある。なんの動機づけかと言うと生命維持に関わる大事なことへの動機づけ。そのため1度快楽を得て満足してはいけない。故に、ドーパミンレベルはマイナスに行く。ここでマイナスに行くことが次の生命維持活動のための動機づけに影響するから。

●スマホがダメな理由
→ドーパミンをすぐ得てしまうと(スマホやポルノ)ドーパミンレベルの低下も早くなり不快な気持ちになる。そうなるとまたドーパミンが欲しくなる

●対策1
→辛いことや禁欲的なことをして、その反動でドーパミンを出して快楽になる方法(快楽と苦痛のシーソー理論を用いて)
→HIITや筋トレ、禁欲、食事制限、冷水シャワーなど
→スマホとかはドーパミン放出量が急増した後に急激に減ってドーパミン不足になるのに対して、運動とかは徐々にドーパミンが出るから、その後も徐々にドーパミンが維持される!
→ https://youtu.be/JM75dAskORs?si=FlbtnrgLqWZXnczU

●対策2
→スマホを触らない時間を作る(特に朝)
→9時間後に絶対起きるアラームをかけて(辛くても起きるのが大事)その後に運動。これが一日のはじめ方。

【相反過程理論】



●なぜ人はジェットコースターに乗るのか?
→恐怖は不快な感情であり、現実もしくは想像上の危険、喜ばしくないリスクに対する強い生物学的な感覚である。
→生き物として避けるべきことを示すサインであり、安全への退避行動を起こす役目を果たすものであり、恐怖をもたらす対象を避けようとすることは至極当然の行動だと言える。
→しかし、恐怖をもたらすものに、繰り返し触れようとする嗜好が存在する。
→恐怖を主題として読者に恐怖感を与えるためにつくられた創作物は数多い(ジェットコースターやホラー映画、お化け屋敷)
→これらはすべての人に愛好されている訳ではないが、根強い人気を誇っている
→これら恐怖への愛着はどんな風に形成され維持されているのだろうか???????

●相反過程理論とは?
→ 刺激によってすぐに起こる生体の反応をaプロセスと呼ぶ。これに対して、恒常状態を保とうとする生体においては、aプロセスが生じると、それに対応して反対の方向のプロセスが生じる。これを bプロセスと呼ぶ。生体が感じるのは、aプロセスとbプロセスの引き算の結果である。
→ちなみに、「苦痛」と感じる部分と「快楽」と感じる部分は脳の同じ部分らしい

●この反応過程

①刺激を受けるとすぐにaプロセスが立ち上がり人間は高いピークを迎えます。
②それに遅れてbプロセスが立ち上がりaを打ち消すのでやや感覚が薄くなる。
③刺激がなくなるとaが無くなり一端bだけが残り低いピークを迎えます。
④bは遅れて徐々に消えていくのでしだいにゼロになります。

①刺激を受けると瞬間的にピークを迎え
②少し落ち着き
③辞めた後は逆に振れ
④いづれ落ち着く

(例)恋人との例の場合
①まず、異性と会うことで刺激が加わり、人間は感情の高いピークを迎える。
②次に、体は状態を一定に保とうとするのでやや高まりが落ち着く。
③その後、二人がわかれ刺激はなくなるものの打ち消す反応は遅れるので、やや寂しい感情が残る。
④最後に、時間がたつにつれその寂しさは感じなくなる。
↓
最初緊張し、やや落ち着き楽しむ余裕ができ、わかれると寂しくなり、そして通常に戻ります。

まとめると、刺激がはじまると快刺激なら快感情が、不快刺激なら不快感情が、一次的感情として急速に高まり、刺激が続くと順応が生じて安定水準のレベルまで下がって落ち着く。
刺激がなくなると一次的感情とは反対の後反応が生じて、快感情から不快感情へ(あるいは不快感情から快感情へ)と反応は振れ、これもしばらくすると収まる。というように時間的に変化していく。

●他の例1
→甘いものを食べた時の「美味しい」という圧倒的な正の感情。最初ほどではないが「美味しい」感の安定。「もういらない」という負の感情。時間経過とともに元の中立的な感情への回帰。

●他の例2
→苦いものを食べた時の「苦い」という圧倒的な負の感情。最初ほどではないが「苦い」感の安定。「苦さ」からの解放という正の感情。時間経過とともに元の中立的な感情への回帰


●恐怖という刺激を繰り返し与えるとどうなるか?
→ジェットコースターやホラー映画のファンなど、わざわざお金と時間を費やして恐怖を何度も味わうのはなぜか?

(A)繰り返し経験してもさほど変わらない(が、少しずつ小さくなる)
(B)繰り返し経験するうちに、aプロセスに対する遅れは次第に短くなり、消える速度も緩やかになる。

bがすぐ反応を示し、その強さも強く、消えるまでの時間も長くなっていることがわかります。
打ち消す反応であるbはすぐに反応ししかも強く、そして残ります。

これはジェットコースターやホラー映画のような不快感情でも同じです。
ジェットコースターに乗って不快な刺激を受けaが立ち上がるとすぐにbが打ち消そうと快楽感情を呼び起こし、それは深く長く残ります。
恐怖を楽しむという一見奇妙な行動はこれで説明できます。
(相反過程説は、物質依存や嗜好ある程度の説明ができるものの、相反過程説だけでは反例がある。他の諸条件が関与していのはいうまでもない。)

●他の例1
→たとえば喫煙が習慣化すると、一服の煙草が与える快感は最初の頃よりも減少し、以前と同じ効果を得ようとすれば、より強い/より多くの煙草が必要になる。さらに、吸い終わった後の煙草への渇望感はより強く、またより長く続くようになる。そうして不快な渇望感から逃れるために次の一服が必要となり、これらのメカニズムがチェーン・スモーキングを(他の薬物なら薬物依存を)引き起こす。

●他の例2
→ アルコールやタバコ、薬物を摂取する時にそれのプラスの影響は小さくなったいき(ここでいうa)、そのマイナスな影響は大きくなる(b)

●他の例3
→大きな成功を収めた数日後に、説明のつかない気分の落ち込みを体験すること(燃え尽き症候群)

✳このテーマに当てはまる例
→不快をもたらす刺激の場合も同様に、繰り返すことで不快レベルは下がり、その反対に振れる後反応による快レベルは増し、しかも長引く。
→サウナでいうと、暑さによる不快感は小さくなり、サウナから出ることの快感は大きくなり、より持続することとなる。

●まとめ
ジェットコースターに乗る時、最初は怖いと感じるかもしれないが、乗ってみると実際には楽しい経験だったと思うかもしれない。
しかし、次に同じジェットコースターに乗ると、怖さは少し薄れているだろう。
さらに何度も乗るうちに、怖さは次第に薄れてきて、その代わりに楽しいという感情が強くなっていく。

この現象は相反過程理論によって説明できる。最初の刺激(怖さや不快感)に対する反応(aプロセス)は、初めは強く感じられますが、時間とともに次第に弱まっていく。
一方で、その反応を打ち消す反応(bプロセス)はすぐに反応し、強く、そして長く残るのだ。つまり、初めは怖さが強く感じられても、次第に楽しさや興奮が強くなり、不快な感情は徐々に薄れていくのである。

このように、ジェットコースターに乗る理由は恐怖刺激に対する反動(bプロセス)がもたらす多幸感(euphoria)が反復によって強くなっていくからだと言える。

(参照)
●https://note.com/arai_shin/n/n03ba23aa769e
● https://readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-773.html
● https://youtu.be/7FKEUFQYOkI?si=1MpFQqBPbBmqPpPA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?