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ダナキル砂漠、世界一過酷なツアー体験レポート!!④エルターレ火山Ⅱ

ダナキル砂漠のツアーについて3日目の後半です。
ツアーはどこも迫力がありますが、やはり個人的に一番迫力あったところはここ、「エルターレ火山」です。ボリュームがありすぎたので数回に分けています。

前回の記事はこちら。

◆真っ暗の冷え固まった溶岩の道のり

ダナキル砂漠ツアーに参加した時は月が出ていたので、かなり月明かりに助けられたものの、ヘッドライトがないと本当に何も見えません。真っ暗闇の中、火山口の明かりを目指して歩きます。

写真をとっても真っ暗すぎて見えません。そのため諦めました。
またここは国境付近ということもあり、多少緊張感もあります。ガイドの話では、このエリアで観光客が銃で撃たれたということもあったとか。そして本当に、本当に真っ暗なため、その間にいなくなる人もいるんだとか。そんなこと言われると怖いですよね。

しかしながら真っ暗すぎるので、はぐれたら本当に帰れないと思います。足元に十分気をつけながら、はぐれないようみんなについていきます。
足場はというと、ベースキャンプ付近はまだ土感があるのですが、徐々に溶岩が冷え固まった足場がやってきます。冷え固まって空気が抜けてスカスカになった溶岩だらけなので、簡単にバリバリと砕けます。なので力強く踏み込むと足場を壊して足がはまる可能性も無きにしも非ずなのです。

活火山でよく噴火もしているため、溶岩がふもとにも流れ着いているようです。足元にもご用心です。

◆火口付近に到着!

本日の寝床となる場所に到着!
ご想像の通り野宿になります。しかもここは火口付近に近づくための前のところ、噴火したらホンマに死にます。その位近い距離にいるのです。
ただ距離があるので、ガス臭さもなく、普通に過ごせます。

ここから火口に降りていきます!

◇火山ガスは本当にヤバい!!

火口に近づく際に、一度だけ火山ガスが思いっきりツアー客一体の列に流れ込みました。硫黄臭い、本物の火山ガスは、本当に息ができませんでした。
まともにガスが出てきたら死ぬなと本当に感じた瞬間でした。

やっぱり世界一過酷なツアーなのかもしれないです。
幸い風も強くすぐ火山ガスから逃れることができたので、そのまま出発進行!ガスの噴出状況によっては近づくことができないこともあるので、マグマを見ることができるかどうかも、時の運なのです。
近づけたとしても、水蒸気が噴出しすぎていて、友人はマグマが微塵も見ることができなかったと話していたので、僕らはとてもラッキーでした。

◆地球の胎動、マグマを見る!!

最初は穏やか
初マグマ!
地球の胎動を感じます
黒いところは冷えて固まっている
だんだん活発に
流れが活発に!!
おぉ!!!!!
マグマ―!!!!!!!!!

火口に到着!下を覗くと地面に赤くひびが入っていました。
到着したばかりの時の火口はまだちょっとひび割れがある位で、まだマグマを拝めることはできません。それでも目の前に広がる光景に大興奮していました。地球の中身、マグマがすぐそこにある!地球を勝手に感じていました。

わりと長い時間待っていたのですが、全然動きがなく帰ろうと思ったその矢先!ついにマグマが流れ出します。横からぐんぐん流れてくるマグマが壁にぶつかってはじける映像は怖さも少し感じましたが、美しかったです。

地球が胎動している

そう目の前で感じることができた瞬間です。マグマなんて普段の生活で絶対見ることができないし、本当に存在するかもよくわからなかったです。太陽と月は毎日上がったり下がったりしますが、地球の中核にあるマグマを見ることはないので、地球が動いている、生きている感覚を覚えたのはここからです。

息を呑む美しさがあり、ずっと見てられる地球の神秘。今まで見た景色の中で、一番美しいと思える景色だったかもしれません

静かにマグマがはじける光景を写真も撮りましたが、目と心に焼き付けるために、ただただ無心に眺めてから本日のキャンプに戻ります。

◆がっつり野宿

さあ本日の寝床は火口近くの平らなところにマットを敷いて寝袋に入って野宿です。

ダナキル砂漠のツアー中は野宿は当たり前で、風呂ももちろん入れません。どうしても気になる人は体拭きシートを持参することをお勧めします。

平らといってもちょっと傾斜がついていますが、一日くらいは我慢しましょう。そして、夜空に煌々と明かりを灯す煙を見ながら就寝です。
ようやくダナキル砂漠のツアーも終わりです。

最終日は帰路と、途中温泉に立ちよって完全終了です。

最終日、個人的にプチアクシデントに見舞われますが、それも加えながら記事にまとめていきます。

ではまた!


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