集中するのが困難な時代

集中して仕事をしようとパソコンの前に座る。
「ピロンッ！」
通知音に呼ばれ、スマホを触る。
LINEの返信を終え、仕事をスタートしようと再度パソコンに向かう。
「ピコンッ！」
Facebookのコメントが来たようだ。

返信を終え、スマホを置く。
さぁ今度こそ仕事を....

あなたはこんな経験ないですか？
集中したいけど、集中できない。今はそんな時代です。
あなたの集中力を奪いにいくるモノはたくさんあるでしょう。

その中でも一番やっかいな存在がスマホ。
スマホはあなたが思っている以上に、あなたの集中力を奪っています。
今回は、このやっかいものであるスマホに焦点をあてて
仕事での集中力を上げる超シンプルな方法をお伝えします。

この記事を最後まで読み、実践いただければ、
一生使える集中力の上げ方を身につけることができます。

どうも、
デジタルデトックス実践特化型アドバイザーの糸山です！

僕は普段パソコン使う仕事をしています。
その中で、なかなか集中して仕事が出来ていないことに気づきました。

その原因はスマホ。
通知がなるたびにスマホに意識がいく。
通知が鳴ってもいないのに、スマホをチェックしてしまう。
気づくとパソコンではなく、スマホを見ている始末。

このままではまずい。
そう思い、集中力を取り戻すために僕が取り組んだ方法をご紹介します。
僕はこの取り組みで集中力が上がり仕事の生産性がバク上がりしました。

スマホと距離を取れ！

さっそく、集中力を上げる超シンプルな方法をお伝えします。
それは「スマホを別室に置く」です。

スマホを持って隣の部屋に行き、置く。
（通知音がならないようにマナーモードにしてくださいね）
10秒でできますよね。

たったこれだけで集中力は向上します。
ここで２つの研究結果を紹介させてください。

まずは、米テキサス大学の研究結果です。

この研究では８００人を対象に認知テストを行わせました。
被験者の方々は3つの作業環境を指定されました。
１つ目のグループは、スマホを別室に置いて作業をする。
２つ目のグループは、スマホを机の上に置いて作業する。
３つ目のグループは、スマホをポケットに入れて作業する。
これで各グループのテストの成績を比べました。

すると、スマホを別室においたグループの方が好成績をおさめました。
スマホを机の上においたグループが一番成績が悪いという結果に。
そして、スマホをポケットにいれたグループも認知能力が下がり成績が悪かったことがわかりました。

次にジャーナル・オブ・ソーシャル・サイコロジー誌に掲載された研究結果です。
この研究では、大学生グループを対象にとある実験を行った。

自身のスマホを目の前に置くグループと見えないところに置くグループに分けて、身体的に難しいタスクを行わせたのです。
予想通り、スマホが見えたグループの方のパフォーマンスが落ちました。
ここからがおもしろいのですが、
次に他人のスマホを目の前に置いてタスクに取り組んでもらったところ
自分以外の人のスマホだったとしてもパフォーマンスが落ちることが判明しました。

スマホは電源のオンオフ、通知の有無に関わらず我々の集中力を奪います。
それが他人のスマホだったとしても。
上記の研究結果からも分かる通り、スマホは我々の集中力を奪います。
また、一度集中力が奪われ、集中し直そうとすると平均して約23分かかるというデータも出ています。

23分も集中するためにかかるとするなら、
スマホを手元に置いて仕事の合間に頻繁にスマホを触っているとすると
永遠に集中なんてできないことになりますよね。

スマホを別室に置く。

たったこれだけで集中力が向上するのであれば、やらない理由はないですよね。
ぜひ、今日から実践してみてください。
すぐに効果を実感出来るはずです。

執筆：糸山勇斗

デジタルデトックス実践特化型アドバイザー。
企業や個人向けの講演。YouTubeでの情報発信を行う。
（教育機関での講演は無料で行っています。）
オンラインコースを受講できるプラットフォーム「Udemy」にて日本初となるデジタルデトックスが学べるコースを開講。
リモートワークで１日中パソコンを使っており、眼精疲労やストレスが溜まり体調を壊す。
その後デジタルデトックスで出会い、人生が変わる。
自身の経験ひとりでも多くの人に伝えるため、オンライン、オフライン問わず情報発信中。

毎週ラジオでデジタルデトックスに関する情報を配信しています。

Stand FMで聴きたい方はこちら

プロフィールはこちら