第57回宣伝会議賞 感想戦

はい、というわけでね(YouTuberをイメージした導入)、第57回宣伝会議賞の各賞が発表されました。個人的な感想としては、できればあの人が獲らないといいなあ…と思っていた人がちゃんと獲っていなかったので、それはよかったなと思います。

この頃になるとだいたいいつも現れるのが、受賞作に対して「どこがいいのかわからない」「別のがよかった」「過去の作品と同じ構文」といった感想を投稿する人たち。正直、自分にも身に覚えがあります。箸にも棒にもかからない頃、酒を飲みながら「オリエン無視じゃないか!」とか「どんだけ“発送”と“発想”をかけたものを選ぶんだ!」などと仲間内でくだを巻いていた時期が自分にもありました。

ですので気持ちは痛いほどわかりますし、どこで何を言おうと個人の自由なのですが、もし今後も応募し続けるのであれば、こういった批判がいずれ自分が受賞した際にブーメランのように返ってくる可能性があることは忘れないようにしたいところです。

以前、自分が運よく受賞の連絡を受けた際、もちろん嬉しいという感情が真っ先に湧き起こりましたが、そののち胸に押し寄せて来たのは、過去に類似作品があったらどうしよう…という恐怖心。そこからは、怒涛の受賞コピーエゴサタイムが幕を開けます。これまで自分が無責任に他人に向けていた批判の矛先が、今度は自分に向けられるのではないかと気が気ではありませんでした。まあそんなに心配なら、誰が見てもオリジナリティに溢れた作品だけを応募し、それで受賞すればいいだけ、という話なのかもしれませんが。

しかしまあ、ファイナリストにも選ばれ、ネット上でも評価の高い作品に対して、「自分は良さがわからない」と堂々と言ってしまえるのは、ある意味すごい勇気があるなと思います。自分の感性こそが正しく、それ以外がズレていると言い切れるその自信は、なんだかちょっとだけうらやましいような気もしますが、いや待て、感性がズレているのはむしろ自分のほうではないか?と疑ってみる客観性を少しでも併せ持っていれば、もっといろいろバランスがとれていいのではないかなあ、と他人事ながら思います。

はい以上、第57回宣伝会議賞の結果に対する個人の感想でした~。もしよかったら、高評価・チャンネル登録よろしくお願いしまーす!ばいばーい!(偏ったYouTuberのイメージのまま締める)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?