(つづき)

そして、その３年後の冬。

今度は福岡ツアーが当たった。
チャーコちゃんが
「こうめちゃんも一緒に行きますか？」と誘ってくれて。

私にとって
初めての嵐コンサート。
初めての九州。

これほどまでに、皆を元気づけてくれて、皆の眠ってる細胞目覚めさせてくれる
魔法使いのような嵐さん、って一体どんなアイドルなんだ？？実物見たい！！

コンサートの為にお泊まりで旅するなんて初めて！！しかも姉となんて、今まで行ったことないし！！

ドキドキとワクワクと、ちょっと不安と。いっぱいに、いゃさ！空港へ～。

初めて飛行機に乗る、という姉チャーコを窓際へ案内。

「どう？ひこうき、すごいやろ。もう雲の上やで。きれいやろー？高いやろー？」と話しかけると

チャーコは、じーーっと窓の外を眺めて

「おかあさん、いるかな？
おかあさん、くものうえに、すわってはるかな？？」って。

…………(泣)(号)(泣)。。こらえんの必死ですがな。わたし。

恩着せがましい喋りばっかりして、、、なんて恥ずかしい。チャーコのハートはなんてピュア。

お母さん、いてる！お父さんも、どっかでピカピカ光ってる！はず！

そうして迎えたコンサート。

生の嵐さんは、それはそれは最っ高！に素敵で！かっこよくて！楽しくて！おもしろくて！しびれる！！すっごーーーいコンサートでした！！
どんな言葉も陳腐に聞こえてしまうけれど。

どんなひとをも幸せにしてくれる
魔法にかけられたような時間でした。

コンサートが終わり、ホテルに戻って、何か食べようか？と時計を見たらもう深夜。
いつもチャーコはもう10時にはまぶたが閉じるのに。

「わたしもいっしょに、いきます！やたい！」

と、もう日付けが変わろうという時間に屋台へとくりだした。
でも。
どこの屋台がいいのか、さっぱりわからず。。。こわごわ、なんとなく入ってみた。

それが！！ですよ。
ほんとにほんとに、めちゃめちゃ美味しかったのです！！

こんな大きな大きな美味しい鶏の手羽先食べたことない！

深夜に女二人。ラーメンやあれこれ頼んで。
わたし、今まで生きてきて、
姉と二人だけで
こんなにゆっくり過ごしたことない。
食べたことない。
隣にいたことない。

振り返れば。

同じ屋根の下(実家)で暮らしていたときは
生活リズムも性格も違うから
ほとんどすれ違いで。

父も母も亡くなって、
わたしたち家族と暮らすようになってからは
『私が守ってあげないと！』って思っていたけど。

守ってもらってたのは私の方で。
癒してもらってたのも私の方。

優とか劣とかないのだ。
共生。

人生は短くあっという間。
あくせく時間を追いかけるよりも
生きるために時間を過ごそう。
ゆっくり時を刻もう。
ゆっくりでいいから。
慌てなくていいから。
ていねいに。大切に。

数字を追いかけない。
数字にこだわらない。

そうして

夢中に生きてたら。
あけない夜はない。
騒がしい未来が向こうできっと待っている。

また、嵐さんに会いたいな。

いろんなこと教えてくれて。気づかせてくれて。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。←５人分(笑)

嵐さん、やっぱすっごいわ！！！！！！

(屋台なおちゃん)