プロ資格マニアに限らず、フリーランスなら誰でも「どんな仕事をしていくのか」「どんな資格を取るのか」を自分で選ばなければならない。でも、無限の選択肢のなかからピンポイントで1つを選ぶのは、なかなか苦しいことも。

そのような時は「やりたくないこと」「やらなくていいこと」を消去することから始めよう。

私も、いろいろな理由で「執筆の仕事だけを今後も続けるか、他の仕事にも挑戦するか」の選択を迫られたことがある。そのとき、2つの選択肢それぞれについて
・この選択をするなら、やらなければいけないこと
・この選択をするメリットとデメリット
を書き出した。

初めは「メリットの多い方から選べば」と考えたのだが、書いているうちに「やりたくないのに、やらなければいけないこと」が多い方はどちらかが気になりだした。また、デメリットが少ないのはどちらか、ということも。

また「ぱっと見ればメリットに見えることも、ある程度時間をかけて仕事を続けないと結果が出ない、メリットが享受できない」という種類のこともあった。「一見、デメリットに見えることでも、メリットを得るためには一時的に犠牲を払った方がいい」と思えることなどもあった。

結論として「やりたくないことが多い」選択肢を選ばないことで、人生や心身に無理のない選択ができた。

やりたくないことを選ばない。これも大切なことだと思うのだ。

河野陽炎の本とコンサルティング

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