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「ガラスの仮面」『ふたりの王女』を演じた後の北島マヤが…… 【プロ資格マニアの軌跡】

紅天女を目指す北島マヤ。彼女が『ふたりの王女』を演じ成功をおさめると、さまざまなオファーが届くようになる。喜ぶマヤに月影先生は、紅天女に近づくための役をきちんと選んで仕事を受けるようにと諭す。

私が、この場面を初めて見たとき、まだ私自身が学生だったこともあり
「なぜ、作品を選ばなければいけないのか?」
「月影先生がダメといった作品は、なぜ紅天女に近づく上でダメなのか?」
ということが分からなかった。

ようやく意味が分かるようになったのは、自分が仕事をするようになってからのことだ。すでに成功した経験がある仕事を、コツコツ続けていくことも大事だけれど、それだけでは大幅な成長は見込めない。女優として「千の仮面を持つ」ことを目指すなら、まだ成功したことのない役柄、やったことがない挑戦をしていかなければいけない、という意味だったのだと思う。

同じようなことが、フリーランスとして活動するすべての人にいえるように思う。たとえば「書いたことがない分野の原稿に挑戦する」「行ったことがない地域に出かけて見分を広げる」などをして、できることの幅を広げていき、実績を積んでいくという心構えをしていることが大事だろう。

大げさな挑戦でなくてもいいが、自分が1本の木だとしたら、
・成功体験を着実に積んで根っこや幹を太くする
・未知の分野にもしなやかな枝葉を伸ばしていく
の両方にバランスよく取り組んで、自分を育てていくようにしよう。

ところで「ガラスの仮面」は無事に最終回を迎えるのだろうか? 速水とマヤはどうなるのだろうか? 安達祐実さんが再びマヤを演じることはあるのだろうか? 気になって仕方がない。

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