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身体が弱い人が起業して個人事業主になるなら考えておきたいこと

私は闘病のため大学院の修了に合わせた就職活動ができず、結局は個人事業主として活動を始めました。15年以上が経った今では、起業の時点で想像もできなかったような生き方をしています。身体が弱い人が、個人事業主になり、事業を育てていくために必要なことがいくつかあると私は思っていますので、紹介します。

健康保険と年金の手続きは怠らない

個人事業主になると、国民健康保険に加入する、もしくは低収入を理由として親族の扶養に入る、などの選択肢があります。どの選択をする場合も

・心配せずに医療を受けられる状態にしておくこと
・万が一のときは、障害年金を受け取ることができる状態にしておくこと

が大切。国民健康保険料や年金保険料が払えない場合は、必ず減免の申請をすることです。

不用品を減らし掃除や洗濯が楽にできるようにする

いったん仕事を始めると、緊張や疲れなどで、仕事以外の家事に気がまわらない時期がきます。そういう時期を乗り越えるために、不用品は処分しましょう。持ち物を減らすことで、掃除や洗濯が楽になります。

ゴミを放置していると、健康状態も悪化しかねませんので、ゴミは捨てましょう。

家事の優先順位を確認する

仕事が忙しく、家事をする時間がもったいないと感じるときも、あるかもしれません。ただし、家事を全くしないで仕事に没頭する期間は、できるだけ短期間にして無理をしないようにしましょう。

たとえば、食品にアレルギーがあって、料理は気をつけて作らなければらない人にとって、料理は優先すべき家事です。いっぽうで、ハウスダストにより深刻なアレルギーを持っている人は、料理より掃除を優先すべきかもしれません。

良い健康状態を保ち、仕事を続けていくためにも、家事の優先順位を把握し、効率よく家事を片付けるようにしましょう。

国や地方自治体の支援制度は自分から調べて利用する

体調不良で困っている人を支えてくれる制度は、患者自らが調べなければ、見つかりません。いつの間にか便利な制度ができていることも、あります。

市区町村ごとに設けられている制度は、新聞やテレビで報道されることが少ないので、役所のWebサイトや広報紙で確認して、利用しましょう。

生活のための資金について考えておく

クライアントから依頼された仕事を仕上げ、納品してから、実際にお金を払ってもらえるまで1~2か月かかります(それ以上かかると下請法違反です)。そもそも、すぐに仕事を依頼してくれるクライアントが見つかるかもわかりません。そのような時期を乗り切るために、どうするかを考えましょう。

生活福祉資金や国民生活金融公庫の融資を利用する方法もありますが、審査には時間がかかります。「今日困ったから、明日融資を受けられる」わけではありませんので、注意しましょう。

確実にできることから始めよう

まじめでやる気がある人ほど
「病気でしばらく仕事を休んだけれど、病気が治ったからめっちゃ働くぞ」
と気合を入れてしまいがちです。

でも、確実にできることから始めるほうがいいでしょう。

・自分の肉体的・精神的負担がキャパシティを超えないようにする
・やる気があるができないという結果を招いてクライアントに迷惑をかけることを防ぐ

この2つの観点から「確実にできること」から始めて、できることを増やしていくようにするのがいいでしょう。

家族とは良い関係を保つ

自宅で仕事をしていると
「プライベートでの喧嘩や不穏な空気がもとで、仕事が荒れる」
ことが起こります。

また、家庭内がギスギスしていると、健康状態にも悪影響です。

ご家族との関係は良い状態にしておきましょう。

まとめ

身体が弱くても働ける時代になりましたが、身体が弱いから何でも許されるわけではありません。クライアントに迷惑をかけないためにも、治療はきちんと続け、健康状態に気をつけながら仕事に取り組みましょう。

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