壁は苦労だけを与えてくれるものではない

順調に歩いていたはずが、
目の前に障害が表れ、
それがまるで壁のように立ちはだかったとき、
自分の力のなさに失望し、
これまでの歩みを後悔することがあるかもしれない。
だからといって壁を恨めしく眺めていてもなにも変わりはしない。

それに壁はなにも道を塞ぐためにだけあるものではない。
座り込み右手を伸ばしたときに壁があれば、
きっとそれは支えになってくれるだろう。
転んで突いた左手の痛みを壁が冷やしてくれることもあるだろう。
もう歩けないと、倒れそうなとき壁が後ろを支えてくれるかもしれない。


目の前の壁の前に座り込んでもなにも変わりはしない。
少し視線を変えてみれば、
ほんの少し体の向きを変えてみれば、
壁は支えになってくれる。
その癒しが壁を乗り越える力に与えてくれるかもしれない。

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