黙ることの大切さ

苦労自慢なんてするもんじゃない。
そんなもので褒めてもらおうとするな。
本当に苦労している人は、自慢どころかがれきの中で言葉もでない。
ただただ耐えていることに精一杯なはずだ。
苦労が口にできるなら、そこから抜けだすこともできるだろう。

苦労なんてものは、死ぬ間際に人生を振り返ったときに考えることだ。
まだ途中を歩いている間にそんな言葉を口にするな。
それが出来たら、お前の間際に枕元に立って、たとえ小さな苦労でも褒めてやる。
そしてその言葉を抱いて、こっちの世界に来ればいい。
たくさん歩いて、俺のところにたどりついたら、そのときはもっと聞いて、もっと褒めてやる。
よく耐えた、よく我慢したと褒めてやる。

苦労したかどうかは他の人が判断してくれる。
苦労自慢で同情を買うより、自分の価値を他に見つけろ。
それができたらお前のことをいくらでも褒めてやる。
もっと褒めてもらいたかったら、生きている間に苦労を口にするんじゃない。

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