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2023年スワローズポジション別寸評 ~捕手編~

日本代表でメインのマスクをかぶった中村悠平がいる。
これはチームにとって大きなアドバンテージだった。
たしかに今季は不振だったが、盗塁阻止率が4割を超えるなど守りの面では貢献度の高さは疑いようもない。
ただ中村も来季で34歳。
リード面では熟練の域に入ってきたが、高卒入団から1年目でプロ初出場を果たして、4年目には91試合出場とまだ若いうちから一軍に出ていただけに故障が増えているのは事実だ。

そのために将来の正捕手として内山壮真を2020年ドラフト3位で指名。
中村とはタイプの違う、長打の打てる捕手として獲得した。
1年目の内山は顔見せのような出場しかなかったが、2年目の22年には74試合出場。
途中からも含めて57試合にマスクをかぶった。
これは中村の80試合に次ぐもの。
開幕時に中村の離脱があったとはいえ、高卒2年目の捕手としては十分な数字。
だれもが次の正捕手は内山と期待をかけた。

スワローズ観察日記R別館・紘野涼プロフィール紹介

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