亀戸アトレ、秋葉原コミックZINから神保町へ

10月2日(月)曇り

昨日は朝のうちに特急の切符を取りに行き、朝食を食べてから出かけて東京に出た。丸の内丸善で本を見たり参考書を見たり。4階のカフェで紅茶を飲んで少し考え事をしようと思ったが日曜日だからだろう、電車を見に来た子どもが大きい声で話していて、早めに退散した。地元の駅で降りてからローソンでお昼を買って、家で昼食。荷物整理など。

3時ごろだったか、またバスで出かけて亀戸駅へ。駅ビルのアトレに行ったことがなかったので5階に上って有隣堂に行ったのだが、それなりに充実していることを知ってこれはけっこう便利かもと思った。亀戸を舞台にした鬼ノ仁「一級建築士矩子の設計思考」を日本で一番売っている店だと作者さんが書いていたので探したらポップが二つ立っていて、この店限定のシールまでついていたのでこれは欲しいと思ったのだが、すでに持っているので3巻を楽しみにしようかなとは思う。しかし1・2巻もそのうち買ってしまうかもしれない。

そのあとアトレを見て回ったが、ユニクロなどモールや駅ビルにありそうなめぼしい店は大体入っているし、駅地下の食品売り場はデパ地下並に充実しているし、東部亀戸線は10分に一本だし、いや亀戸駅侮れないなと思う。ルピシアが入っているのを見つけたので紅茶を買おうと思って見てみたが自分の考えている相場よりかなり高かったのでやめた。こういうところに円安物価高の影響が出ているのだろうなと思う。

さてこのまま帰ってもいいくらいだけどなと考えて占ってみたらもう少し足を伸ばせと言うことなので総武線に乗り都心に向かうが、秋葉原で乗ろうとする乗客が多いのを見て降りた。秋葉原でも少しアトレの中を見たが、外人ばかりで驚いた。ただみんなオタクっぽくて害がなさそうなので好感が持てた。まあこっちの先入観かもしれないが。特に行く当てもなかったが最近コミックZINに行ってなかったなと思って向かうと、メイドカフェ・コンカフェの呼び込みややはり群れを成す外国人や怪しげな日本人などでごった返していて、相変わらずの秋葉原が帰ってきたのだなという感じ。

コミックZINは一通り見て回ったがやはり普通の書店とはプッシュしているものが違うので見ていて面白い。とりあえず新規開拓の余裕があまりないので見て回っただけなのだが。2階の同人誌(全年齢)は割と閑散としていたが結構面白そうなものがあった。陸軍士官学校の赤本とか、本当に趣味の人はいるんだなと思う。3階はエロ本エロ同人誌なのだが階段の壁一面の肌色の氾濫は趣味の店だなあと思う。ここでも太ったラテン系外人の女性が大声で店員に何か質問していて、本当に外国人にとってはある種のワンダーランドなんだろうなと思う。ちょっと面白そうかなと思う本もあったのだが、買わなかった。

昔ラオックスのビルがあったあたりの裏通りを通って(この辺もいろいろ変わってしまったよなあと思う。また再開発もあるようだからまた変わるのかなと思う。結構薄汚れたビルも多いしね。)御茶ノ水の方へ歩き、線路沿いの坂道を上って聖橋のところの駅前のディスクユニオンに入って少し見たが欲しいのはなかった。というかクラシックがなかったので、神保町まで歩く。(あとで確認したがそういえば御茶ノ水駅前の水道橋寄りにクラシック専門のディスクユニオンがあったのをあとで思い出した。)途中にオーディオユニオンもあり、ちょっと覗いたが割とわくわくする感じがあった。最近はオーディオメーカーも潰れるばかりなので古いアンプやプレイヤーを見るとちょっとうれしい。

私が持っているのは1980年に買ったソニー製のコンポーネントなのだが、スピーカーはコーン紙が破れたりして小さいのに買い換え、カセットデッキは動かないし、CDプレイヤーがないので最近DVDプレイヤーの小さいのを見つけてそれを代用にしていて、それでもプレイヤーとアンプとチューナーは買った時の通り動くので、まあ今となったらある意味贅沢だよなと思いながらレコードを聴いている。

神保町のディスクユニオンではレコードを何枚か見たが、デュークエリントンの1972年にワーナーから出たアルバム(録音時期はよくわからない、曲目も知らないものばかりだった)と、ラヴェルが自分で指揮した「ボレロ」と「マダガスカル島の土人の歌」のレコード(録音は1930・1928)を買った。演奏はコンセール・ラムルー、ソプラノはマドレーヌ・グレイ。発売年代はよくわからないが定価が2,000円なので1970-80年代なのだと思う。
そのあと書泉グランデへ行ってマンガを見たが、結局見原由真「わが夫はアニメーターである」(KADOKAWA、2023)を買った。夫がアニメーター、妻がマンガ家というカップルがどれくらいあるのかわからないが、アニメーター残酷記みたいな感じの作品は時々見るがほのぼのものはあまり読んだことがないので生活レベルで分るのは面白いと思い読んでみたのだが、フリーのアニメーターで自宅作業ですごくアナログでタイトなスケジュールの仕事で作画監督というものの大変さがよくわかる。ストーリー漫画だと新人レベルの話から始まるからこのレベルの話はあまり読んだことがないのでこんな感じなんだなと納得。

喫茶店でカレーを食べて帰宅したが、夜はデュークエリントンのA面を聞いている途中で寝落ちしてしまった。

いろいろ考えることや書くことはあるはずなのだが東京にいると出かけて新しいことを吸収するのに忙しく、なかなか深められない。まあそういう内容はそのうちに。今日は街歩き記録ということで。

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