フジファブリック 『Water Lily Flower』がとても良いです。

spotifyで配信された時も書いたのですが、

改めてPVがアップされたので見ました。いやー本当に良いですね。フジファブリックの曲で一番好きになりそうな予感です。

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イントロのコーラスが良い

イントロから「何かが始まりそう」なコーラスが入っているのがとても良いです。コーラスから始まる曲って好きなんですよね。

Arcade Fireの『Wake Up』とか

Awesome City Club の 『GOLD』とか。

良いですよね。ただ上の２つとWater Lily Flower が違うのは、Wake UpやGOLDは「これから何かが始まりそうなワクワク感」を感じるのですが、Water Lily Flowerの方は「これから何が始まってしまうんだろうという不穏な感じ」がするところでしょうか。

歌詞の始まりが良い

轟音はカーテンを揺らす　雲は空を隠してる

不穏なイントロから始まって、この歌詞は最高。やはり何か不穏なまま曲は続いていくのだな、と思います。

歌声が良い（曲にとても合っている）

初めて聞いたときに、「ボーカルの山内さんてこんな歌い方だったけ...??」と驚きました。電光石火聞いていたら、感情的にエモーショナルに歌うイメージだったんですけど

Water Lily Flowerはじっくりと感情を抑えたような歌い方に。ただし無感情というわけではなく、胸の奥底には熱量を感じるような。『何をどうもできなくたって、胸に愛と熱い思い』を強く持っているような感じです。まさにスーパーカーのよう。

間奏が良い

２番のサビが終わった後の間奏がとても良いです。この部分だけでもインストとして成り立っちゃうんじゃないでしょうか。ライブではずっと聞いていたいです。

↓こちら間奏部分から開始

My Bloody Valentine の 『You Made Me Realise』のライブの時の間奏はおそらく『間奏No1ソング』だと思うのですが、（ノイズの洪水を浴びせられているような）

Water Lily Flowerの間奏は心地良さがずっと続きます。

ラストの歌詞も良い

最初の歌詞も最高ですが、ラストの歌詞も最高です。

暖かいコーヒーを飲もう　さあもう進んでいくんだろ
昨日を追っているよりも　明日を待っているよりも

うだうだそこに止まっていないで、コーヒーでも飲んで進むことを選んだ主人公に希望を感じる歌詞です。

アウトロのギターが良い

そしてアウトロ、ギターが泣けるのです。

終わらないで欲しいという感情で、胸をかきむしられるよう。

Weezerの Only in Dreams のような、ギターに泣かされるアウトロ。

ということで本当に名曲。ライブでぜひ聞きたいです。

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おまけ

こちらの曲は『ここは退屈迎えに来て』の主題歌のようです。予告編を見たのですが、映画にぴったりすぎじゃないですかこの曲は。

予告編の１分１８秒くらいで成田凌さんが言う、「どうにかなるっしょ」という台詞が印象的。

原作本、結構前に読んだんですけどまた読み返したくなりました。