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最後

とうとう10月30日に最後の選手権が始まる。

去年の大阪大会決勝であの観衆の前でプレーしたいと思い、そこを目指してやってきて1年。

今年は声出しの応援もおそらく解禁されるであろう。こんな中でプレーできたら武者震いが止まらないだろう。ワクワクで笑みが消えないだろう。


しかし、現時点で俺は足首の捻挫でプレーができていない。

いつも大事なところで怪我をする。

中1、府トレの選考会で手首を骨折。
中3、これから高校の練習会に参加という所で分離症。引退し、高校へ向けて準備という所でグロインペイン。
高3、新チームとなり年末年始の遠征ラッシュという所で内転筋。プレミア開幕1か月前でも内転筋。インターハイ全国手前で顔面骨折。

自分でもびっくりするくらい怪我をしてる。
しかも、どれもサッカーの調子が上がってきたタイミング。
その度に気持ちは下がり、苦しい思いをしてきた。
正直、インターハイ前の怪我は病みそうになった。


そして今回。
焦りはあるが、全く気持ちは下がらない。
むしろ、燃えてる。
選手権1発目には間に合わないかもしれないけど、最終的にはメンバーに入るつもりでいるし、諦める選択肢すらない。
今メンバーに入ってる奴を蹴落とすイメージしかない。

今までは「これじゃダメ。後悔するから何とか奮い立たせてやるしかない。」と思っていたけど、今回は自然とそういうマインドになってる。


高校サッカーもラストを迎えようとしている。
なにも花開かずに終わるかもしれない。
それでも最後までやる。

友達や家族、応援してくれてる人にピッチに立つ姿を見せたい。

高校サッカー、失ってから気づくのじゃ遅い。
残りの数ヶ月。死に物狂いで。

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