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【ゲーム紹介】『グランツーリスモ2』(PS1)

今回紹介するゲームは『グランツーリスモ2』です。1999年にPS1で発売されました。
このゲームの特徴は、単なるレースゲームではなく、「カーライフシミュレーター」であること。クルマのチューンアップはもちろん、ライセンスの取得、洗車、ホイールチェンジなども行えます。
マップやクルマがリアルなのも特徴で、マシンの挙動は、当時としてはかなり現実に寄せて作られたようです。
前作から大幅にグレードアップしたため、ディスク2枚体制に。「グランツーリスモディスク」が本編で、「アーケードディスク」が本編で手に入れたクルマやマップで遊ぶモードになっています。

車種も非常に多く、レーシングカーはもちろん、軽自動車も取り揃え、しかも専用のレースまで用意する徹底ぶり。
実在するサーキット「ラグナ・セカ」、ローマやシアトルの道路をイメージしたサーキット、さらにはダートコースや一本道を昇降するヒルクライム・ダウンヒルコースも登場。
ダートコースは専用のタイヤを装着できるクルマでのみ出場でき、かなり滑ります。また、坂道もあるので現実ではできない大ジャンプもできます。

ライセンスの取得は前作より易しくなりました。取得にギリギリ届かないタイムを繰り返していると、初心者マークがついて合格扱いとなります。
代わりに国際ライセンスをクリアした後に「スーパーライセンス」が登場。コースを1周する難易度の高いライセンスですが、なくてもすべてのレースに参加できます。完全に腕試し。

BGMの質も高く、「Call of the wild」「Get into it」など名曲揃い。ゲームはいいや、と思う方は音楽だけでも聞いてみてください。作業妨害BGMなので仕事中には向きませんけど笑

問題点としてはセーブ・ロードの長さ、1データにつき100台までしか保有できない(コンプリートにはメモリーカードが複数必要)、などがあります。

また、本作最強のクルマはスズキの「エスクード・パイクスピーク」なのですが、これが完全無欠のマシンで、バランスブレイカーとなっています。
軽量かつ高馬力、コーナリング性能も高く曲がりやすいです。しかもダートコースも走れます。加速もめちゃくちゃ速い。
一応、ドラッグレース専用のクルマがあり、馬力はそちらの方が上なのですが、ほとんど曲がれないため、実質的にはエスクードが最強です。
筆者も少年時代にエスクードで遊びまくりました。直線距離が長い「テストコース」や「スーパースピードウェイ」では400kmクラスのスピードが出せます。ゲームの中とはいえ、現実の新幹線より速いスピードなので、一度体感してほしいですね。現実ではできないことを楽しめるのがゲームの良いところですから。
なお、エスクードはあまりに強すぎたため次回作で下方修正されました。その結果、かなり曲がりづらくて使えなくなりました(筆者の場合)。バランス調整って難しいんですね・・・。

単なるレースゲーム以上の「リアルなカーライフシミュレーション」を楽しめる「グランツーリスモ」シリーズ。
古い作品ですが、往年の名車を眺めたり、ハイスピードで壁にぶつかったりして遊ぶことができます(4あたりから壁にぶつかると減速ペナルティが課されるようになり、こうしたおふざけはできなくなりました)。

興味を持った方は遊んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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