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【ゲーム紹介】『遊戯王 双六のスゴロク』(GBA)



0.はじめに

今回紹介するゲームは『遊戯王 双六のスゴロク』です。アニメ『遊戯王 デュエルモンスターズ』放送終了同年の2004年、GBAで発売されました。
マップをぐるぐる周りながらモンスターを召喚し、バトルに勝つことを目指す陣取りゲームのようなものです。
面白そうですが、その実態は・・・


1.レビュー

【ゲームとして機能していない】
先日、クソゲーとして有名な『遊戯王 封印されし記憶』を紹介しました。あの作品もかなりの問題作でしたが、プレイヤーの努力・裁量で何とかできる部分はあり、辛うじて「ゲーム」としての体裁は保てていました。
しかし、本作はそれすらありません。
なぜなら、すべてがサイコロの出目次第、つまり運に左右されてしまうからです。

まず、効果モンスターは一切ありません。効果がないのでモンスターの打点のみで勝負することになり、非常に単調です。
これだけなら『封印』と同じですが、なんと本作には魔法・罠すらありません。
しかも、デッキはキャラ毎に固定されており、デッキを強化していく楽しみもありません。GB時代の『DM1』ですら、デッキ強化の楽しみや、魔法カードはあったので、本作はそれ以下です(まるで意味がわからんぞ?!)。
マップも狭く、ただぐるぐる回るだけなので特に面白みもありません(一応ステージギミックはありますが、申し訳程度)。
モンスターの召喚も結局は出目次第にすぎず、運が悪いとモンスターを召喚できません。プレイヤーの力量ではどうにもならない仕様であり、この点は『ダンジョンダイスモンスターズ』からの反省点が生かされていないのが残念。
理不尽でもプレイヤーの努力次第では何とかなった『封印』よりも酷い仕様です。

唯一評価できる点は、「カイバーマン」や「BMG」をプレイヤーキャラとして使用できること。他にもアニオリキャラの「レベッカ」も使えます。これでボイスがついていれば多少はまあ・・・という感じでしたが、残念ながらボイスはありません。どうしてこうなった・・・。


2.おわりに

あまりにクソゲーすぎてあまり語ることがなかった『双六のスゴロク』の紹介でした。今遊ぶ意味があるわけではないため、完全にマニア向けの記事ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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