今回は2005年発売の『サルゲッチュ3』を紹介します。これまでと同じくピポサルを捕まえるゲームですが、いくつか変更点があります。
最大の特徴として「へんしん」が実装。様々なキャラクターに変身し、特殊なアクションができるようになります。
攻撃を盾で防げる「ファンタジーナイト」、分身ができ、素早く移動可能な「ミラクルニンジャ」、体術で闘う近接戦闘型の「ドラゴンカンフー」など様々な変身ができます。変身時間は30秒で、時間経過すると自動解除されますが、ステージ上の「バケルエナジー」を拾うことで変身時間を延ばすことができます。また、「バケルストック」を購入することで変身回数を増やすこともできます。
「サルシネマ」という疑似映画制作モードも興味深いです。キャスト(ピポサル)を選んでカメラワークや字幕を自由に決め、映画を撮影することができます。

ミニゲームは3つ。中でも「メサルギアソリッド」は最高傑作です。「メタルギアソリッド」のパロディ作品であり、本家メタルギアの基本的な面白さを体感することができます(※ちなみにメタルギアソリッド3でも「猿蛇合戦」というパロディがあり、相互コラボしています)。
クレイモアやグレネード、ハンドガンなどの物騒な武器も「スイカボム」、「パイナップルボム」、「バナナピストル」に名称変更され、殺傷能力も低いため、緩い雰囲気で疑似メタルギアを楽しめます。
敵兵を気絶させることで「モンキータグ」を入手でき、さらにステージ上に隠された「ほりょ」を救出することで特典がもらえます。大塚昭夫氏の熱演も必見。
他にも格闘ミニゲームの「サルティメットファイティング」、ピポサルを砲丸投げのように飛ばすことで飛距離を競う「熱投！サルなげスタジアム」もあります。 ミニゲームのクオリティは相変わらず高いですね。

一度クリアしたステージを遊び直せる「フリープレイ」モードも実装。これにより、ゲームをクリアすると何もやることがない(タイムアタックしかない)という問題が解決されました。

前作のシステムを改善しつつ順当に進化した作品といえるでしょう。興味を持った方は探して遊んでみてください。