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【ゲーム紹介】『遊戯王 デュエルモンスターズ』(GB)

今回紹介するゲームは『遊戯王 デュエルモンスターズ』(DM1)です。1998年にGBで発売されました。
収録カードは350種類で、ストーリーは王国編上陸のあたりを抽出して再現。まだ遊戯王カード(OCG)未発売の時期であり、本作のルールはOCGとは別物になりました(以後の作品でも継承)。

遊戯王ゲーム黎明期ということもあり、かなり粗削りな作りになっています。
まず、攻撃表示のカードは必ず攻撃しなければなりません(攻撃表示で待機はできない)。そのため、守備表示にしたくないが、相手の場に守備が高いモンスターがいる場合、攻撃しなければなりません。面倒ですね。
場のカードと手札のカードを重ねることで、相性が良い場合は融合モンスターを出すことができます。が、その組み合わせは少ないです(次回作のDM2で大幅追加)。
召喚魔族システムもないため、攻撃力の高いカードを順番に出していく「札遊び」にすぎず、カードゲームとしての戦略性に乏しいです。
カード入手も1戦ごとに1枚(10の倍数勝利するとボーナスカード1枚)と少なく、この仕様はDM5まで改善されませんでした。

罠カードもなく、さらにCPUは融合や魔法も使わないため、デュエルが単調です。
隠しカードの入手条件も厳しく、通信対戦を200回行わないと手に入らないカードもあります。
他にもラスボスに勝つ度に飛ばせないスタッフロールが流れるなど、システム面でかなり問題があります。
正直言って、今快適に遊べるゲームではありません(マスターデュエルとかの方が良いでしょう)。
しかし、遊戯王ゲームの歴史、それも黎明期の姿を知りたい人や、原作のカードで遊んでみたい人には遊ぶ意味があるかもしれません。
ブックオフゲームコーナーに行けば100円くらいで買えると思いますので、興味を持った方は遊んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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