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「躰術」は躰の術です。

雪山と格闘のすえ、なんとか7台分の駐車スペースは確保しました。明日の稽古は通常通り行われますので、道中気をつけてお越しください🙏

数時間でしたが、以前だったらヘトヘトになって腰痛がでるような雪の量を、掬い、推し、弾き飛ばし続けても爽快さばかりで疲れは残りませんでした。

ハッと身体を延ばしてスコップを入れ、ウ……と肚に落とし、ウンと脚から踏みしめ沈むことで、上体にスッと力が通ります。あくまで腰から腕は緩やかで、首筋背筋で全体を導けば、面白いように雪塊は飛んでいきます。
身体は上下に張力を帯び、力は一方向から丹田交差の二方向となります。

肚が要になるので、腰はフリーになり痛みません。
これは昔から太極拳や武道の指導で、私が言ってきたことだったのですが、去年までは、いざ数日重労働をしてみれば腰は痛いは肩はバキバキだわ……だったのだから、机上の空論で、まったくお恥ずかしい限りデシタ😅

そういうわけで今日は、一年の研究の成果を量る気持ちで雪かき三昧になってみたのでした。
結果は申しあげた通り、自分的には満足のいく体動が現れました😊

(躰術)と言うと、知らない方ほど「武技」としてのみ捉えがちですが、畢竟(躰の術)なわけですから、じつは生活の汎ゆるシーンを便利にしたり、仕事の効率や身体の保全を図るためにも役に立つものなのです。

古今を問わず凡そ「生活者」としての私たちにとって、刀槍や弓馬をいくら究めようとも、畑を耕したりまきを割ったりする、生きる上で必須の働きと無縁では、それは「無用の長物」と謂われても仕方のない事でしょう。

五十にして、やっとこんなことも言えるようになりました……気がつくのも、出来るようになるのも、まったく遅いですね〜💧

今日の作業は、長らくハワイアンをやっている奥サマンとやったのですが、彼女の仕事量も負けていなかった😳
そして腰も肩もまったく楽………やっぱりフラも肚中心で動いているのですね。我が妻ながら凄いなあと思いましたよ🥹

さあ、稽古しにいこう🕺✨

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