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どんどん馬鹿になる

先日、以前ちょこっとだけ教えて、急にこなくなった人から連絡が来た。

「実はあの後結婚、妻の出産、引っ越しと立て続けで、気にはなっていましたが忙しさにかまけてしまって済みませんでした。子供もちょっと大きくなったのでご挨拶にきました。」
会場までわざわざ菓子折りをもって!!
心配していたので、安心もし、当たり前のようでもなかなかできないことだと思うので嬉しく思いました。
こんなこともある・・・

そうかと思えば一生懸命稽古を共にして、同じ釜の飯を食べてきた人が「こうこうこうだからやめます」で一方的にチョン。
それどころか後足で砂をかける様な人さえいる。
そんなこともある・・・

すべてが私から始まって、私に還流しているだけ。
人生は海の波。そこにたゆたう限りは自分って揺られ続けるもの。
気持ちの良いこともあり、気持ちの悪いことも有る。
それでいーのだ!最近はそう思えるようになってきたからずいぶん楽になっては来ました。

でもね、中国の師父は言うんですよ。
「怒るな。気が乱れる。しかし忘れるな。馬鹿になる。」

・・・こだわらなくなってくるとね、それがついつい忘れちゃうんですよ。あんなことこんなこと・・・
もし覚えていたとしてもね、、それは自分の中で繰り返されてゆくうちに、生々しさが消えて、細部が変わってきて、いつのまにやらモノガタリになってしまう。

馬鹿=オロカでないのなら、まあそれも良いのかもしれない。人は笑うかもしれないけどねぇ。
なんだか馬鹿化が止まらない・・・ええんかなあ、とも思うこの頃なのでしたよ。

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