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転職活動中の適切なマインドセットを考えてみた

転職活動に臨むにあたって、どんな心持ちが望ましいのだろうと考えることがあります。

5年前くらいまではそれなりにいた気がするのですが、転職することを「逃げかも」と悩む人がいます。給与や働き方の点で厳しい環境にいる人ほどそうやって自分を責めがちです。転職について、そういう捉え方を吹聴する人(おそらく現職の上司)が近くにいたのでしょう。最近はあまり聞かなくなってきたような気がしますが。

「逃げかも」なんて思ってたら、面接で自分の経験や意欲を堂々とアピールするにも躊躇してしまいますよね。アクセルとブレーキを同時に踏んでいるみたいなものだなと思います。あまり適切なマインドセットとは言えないですよね。

また、こんな例もあります。
辞めたい気持ちが強くなりすぎて、現職をとても否定したい人です。現職の良くないところばかりが目について、グチグチと不満モードで仕事にも身が入らないのです。

このマインドが転職活動において良くないところとしては、面接でネガティブな印象が伝わってしまうところでしょうか。面接官としては、不満が消化できてないなとか、うちの会社に来ても同じような不満を持つんだろうな、という感想につながりがちです。ネガティブな要因は転職を考えるきっかけであって、うまく飲み込んでもらって、もっとポジティブな気持ちであったほうが、面接官も一緒に働きたい気持ちになるでしょう。

一方、ポジティブすぎる例もあります。
応募先の会社が好きになりすぎて、選考中に「是非とも入社したい!」という気持ちになる人がいます。それ自体は悪いわけではないのですが、もしかすると隣の芝が青く見えて、実態以上に惹かれてしまっているのかもしれません。惹かれるのはいいけど、いつの間にかそもそもの転職動機とズレてきていることもあります。

大手企業への応募を進めていると特に陥りやすいマインドのように思います。いつしか転職動機にマッチする「自分に合う企業」ではなくて、名前やブランドや福利厚生の優先順位が上がってしまっている状態です。こうなると面接で「当社に入社して何がしたいですか?」という質問に対して、答えに詰まることになりがちです。


転職活動を進めていると、いろんな気持ちになるものです。

面接ではいいなと思った企業があっても、いざ不合格の通知が届くと「あんな会社、自分には合わなかった」とヘンに企業を否定する気持ちになって自分を擁護したり。

そこまで志望度が高くなかった企業だったのに、いざ不合格となると、逃した魚は大きかったかと後悔してしまったり。

書類選考不合格が続くと、自分のこれまでのキャリアが否定された気持ちになって落ち込んだり。

求人をたくさん流し見ていると、意外と結局年収重視な自分に気づいたり。

役職にはこだわりがなかったつもりが、内定がもらえて役職なしだと聞いた途端にやる気が失せたり。

ふいに会った友人が勤めている会社を羨ましく思ったり。

ときになんだか急にポジティブになったり。

心の中は大変な大嵐だと思います。もちろん人によりますが。

ポジティブやネガティブなど、思考を行ったり来たりしながら、いつしか良い具合に収まりがついて、いい塩梅の割り切りと自信と自己肯定がある感じ。泰然とした感じ。
シンプルに、面接の中で自分に合う部分が確認できたら嬉しいな、というくらいのスタンス。

期待しすぎるでもなく、悲観するわけでもなく卑屈になるわけでもなく、すがるわけでもなく。

そんな境地に辿り着けたら、きっと選考でも自分をきちんと出すことができる「ベストパフォーマンス」を発揮できるし、評価も得やすいんだろうなぁと思ったりします。
すごくぼんやりしたニュアンスを伝えるだけの着地ですみません。。

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