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話を盛らなくてもちゃんと評価される職務経歴書の書き方

転職エージェントとして、ざっと3000以上の職務経歴書を見てきた体験から、私がお勧めしてきた書き方をまとめてみます。

私のスタイルは「背伸びをしない、話を盛らない。だから面接で聞かれても無理なく話せる。でも、人柄が伝わるからちゃんと評価される」というものです。

これまでにこんな悩みや課題感を持った多くの方をサポートしてきました。
「まじめに仕事に打ち込んできたつもりなのに、なぜか職務経歴書に書き表すと、あまり魅力的に見えない」
似た思いを抱えている方には、きっと解決するヒントを得てもらえると思います。

職務経歴書の考え方

第一に考えるのは、読み手である採用担当にとって読みやすい書類であることです。
そして読みやすさは、下記3点を押さえていることから生まれます。

  1. 見やすい

  2. 知りたい情報がちゃんと書かれている

  3. 人物像がなんとなくイメージできる

1の見やすさは、転職エージェント会社のフォーマットに倣えば、ほぼ解決します。

2は求人票に書かれている要件に合致する経験が、職務経歴書にちゃんと書かれていることを意味します。
意外なことに、書類不合格の理由が「求める経験が応募書類から読み取れない」ということは少なくありません。(読み取れない時点で、少なくとも当社向けに意識して書かれた職務経歴書ではないと伝わり、意欲も低いし不合格でいいや、という扱いです)

最大のポイントは3です、人物像が伝わる職務経歴書は読みやすいんです。
人物像がわかると、入社したらいまの組織にどうハマって、社員とどう連携して、どんな振る舞いをするのか想像がつきます。言い換えると活躍イメージが湧くということでもあります。

世の中にある多くの職務経歴書が経験や成果の羅列で終わっています。たとえそれが立派なものであっても、読み手である採用担当の頭には色んなハテナが浮かんでいます。どのようにその成果を出したのか?、何か組織の助けがあってできたことなのか?、再現性はあるのか?、などです。これでは採用担当は合否の判断がしにくいわけです。
だから、経験や成果だけでなく、人物像を伝えることにも気を配りましょう。

それでは、具体的にどのような書き方をしていくのか、細かく解説していきます。

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