見出し画像

聞き上手がみんなやっている「魔法の言葉」

皆さんこんにちは。人と会話する際、「話が盛り上がらない」「会話が続かない」「そもそも話すの苦手」「自分ばっかり話している」こんなことで悩んでいる方へ向けた、コミュニケーション技術の話をしたいと思います。できている人にとっては当たり前だけれども、言われてみれば意識はできていなかったという方も多いかもしれません。

自己紹介でも軽く触れたのですが、私は転職キャリアアドバイザーとして約5年、またコーチングも学んでおり、コミュニケーション技術というのは、後天的に習得できると気づくことが多々あります。よく使う手法の中で「バックトラッキング」という手法が今回紹介したい技術になります。

バックトラッキングとは:
バックトラッキングは、相手の言葉を繰り返し、確認することで、相手が話している内容を正確に理解し、共感を示す技術です。一言で言えばオウム返しというやつです。私が過去していたキャリアアドバイザーという仕事は、面談開始からいち早く関係構築をすることが非常に大切な仕事でしたので、このバックトラッキングの技術を多用しまくっていました。もう少し具体的に説明すると、相手が言ったことに対して、発言を復唱する。そのあとに続けて質問をする。質問は5W1Hなら何でもOKです!この復唱した後に質問をするというのがポイントです。イメージを含ませるために想像いただきたいのですが、おそらく心の底から気になっている話であれば、皆さん自然にできているはずだと思うんですよね。例えば、昔からの友人から、「実は10年間いた今の会社から転職をすることになったんだよね。。。」なんて言われたものなら、おそらく「え、今の会社転職することになったの!?」そしてその次に「なんで?」「どこに?」「いつから?」「どんなやり方で?」と質問が浮かんでくるはずです。この会話は盛り上がっていく兆しが何となくですが見えてこないでしょうか?

心理学的根拠:
シンプルゆえにそんな効果あるの?という方も多いですが、簡単且つ効果が高いという意味で、コスパ面で見ると最強!というのが自分の結論です。
例えば、あなたが友人とキャンプに行ったとします。夜、焚き火の周りに座り、星空を眺めながら、あなたは最近の悩みや近状について話し始めます。このとき、友人がただ黙って聞いているだけではなく、時折「つまり、君はこういうふうに思ってるんだね」とあなたの言葉をくり返し、質問が出てくる。この行動は、あなたにとってどのような意味があるでしょうか? それは、あなたの話が大切に聞かれているという感覚を与えるかと思います。また、友人が真剣にあなたのことを理解しようとしていることが伝わるかと思います。結果として、あなたはもっと自分のことをオープンに話し、友人との信頼関係を深めることができるのかと思います。
このバックトラックという技術は、心理学で言われている「理解されていると感じることでオープンになり、信頼を深める」という原理を体現しています。バックトラッキングは、このようにシンプルながらも強力な技術となっており、会話の中で相手の言葉を反映し、理解を示すことで、より深い人間関係を築くことができる手法かと思っています。

結論:
普段は意識していないけれど、話が盛り上がっている会話には、このバックトラックが自然と使われているケースが多いと感じます。もし会話に苦手意識があったり、より相手との関係構築をいいものにしていきたいという方は、日常生活やビジネスシーンで、このバックトラッキングを試してみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?