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行動経済学から見るブラック起業を辞めれない理由

こんにちわ!
いきなりですが、クイズです。
ものすごい簡単な問題なので「10秒」で答えてください。

ハンバーガーとジュースが、合わせて1100円で売っています。
ハンバーガーは、ジュースよりも1000円高いです。
それぞれハンバーガーとジュースの値段はいくらでしょう?


10秒経ちましたか?


おそらく、「ハンバーガーが1000円、ジュースが100円」と答えた方が結構多かったのではないでしょうか?
正解は、「ハンバーガー1050円でジュースが50円」です。

冷静に考えるとわかることですが、問題文だけみて「10秒」で答えくださいと制限をかけると、間違えてしまいます。

何が言いたいかというと、ある状況下で人間は、論理で考えるより直観的に考えてしまう。非合理的な行動や判断を下してしまうというわけです。

私もダイエットをしてるときでさえ、仕事で疲れて帰っていると、気づいた時にはコンビニに吸い込まれていて、チョコエクレアパンを買っていることがあります。

人が合理的に考えるよりも「直感的」な思考になる場面は主に下の6つ場面と言われています。

疲れている時
情報量選択肢が多い時
時間がない時
モチベーションが低い時
情報が簡単で見慣れすぎている時
気力や意志の力がない時


いずれにも、共通して言えるのは「じっくり考えない」ことで生じることだととらえています。

本題になりますが、
いわゆる過度な長時間労働、パワハラなどが横行しているブラック企業に勤めている方がいます。私も過去求職者面談をしているとき、なぜこの人達はこんなにも辛そうなのに、転職活動をしないのだろうと経験が浅いときは不思議に思っていました。

ただ今となっては、そのような非合理的な判断をしてしまう理由がなんとなくわかります。

疲れていて、時間もなくて、モチベーションが低くて、気力や意志がない状態で、合理的に考え動くというのは酷なのかもしれません。
さらには上記の理由のほかにも、

現状維持バイアス
損失回避の原理(人は得るものよりも失うものに対して敏感)
確証バイアス(どこも同じだろうと自分の確証を正当化する)
サンクコスト効果(既に投じた時間や労力、お金を惜しむ)

このような原理も同時に働き、非合理な判断を促進させていると考えています。

そのため「頭ではわかっているけど動けない」状態になってしまい、より自分の首を絞めます。
こうなってしまう前に、自分ひとりではなく周りの友人や家族、またはエージェントなどに頼って抜け出してほしいものです。

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