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ワインで何を作ろうか?

「うーん、何にしようか?」
「りこちゃんが美味しいと思って、そして食べやすいものだよね。」
「うんうん。」

今日も りこちゃんとこざる達は いつものように
楽しく賑やかにお喋りしながら、 皆で一緒に夕飯を食べ、
そして食後のお茶を飲みました。

りこちゃんは、スースー、クークー寝息をたてて
気持ちよく寝ています。
こざる達は、楽しくお喋りしながら いつものコーヒータイムです。

「ちゃんとワインの風味が感じられるものがいいよね。」
「そうしたら、隠し味のおかずよりも、デザートの方がいいかも。」
「そうだねー。」

こざる達はワインを使った料理を考えています。

「頂き物の赤ワインがあって、そのまま飲むのではなく、
それを使って、うまく料理ができないかなぁってアイデアを出しているんだ。」
「りこちゃんがワインを楽しめるようなレシピだよ。」

りこちゃんは、以前は、量は多くはありませんが、
お酒を一口二口、食事をしながら一緒に楽しんでいました。
そして今は、もう飲まないので、
ワインを使ってうまく料理にと考えているのです。

「あ! 」
こざるちゃんが思いついたようです。

「りんごの赤ワイン煮は どうかな?」
「うん! いいねー。」
「そうしようよ!」
「じゃあ明日、作ろうよ!」

りんごの身が ほのかなピンク色に染まって、
見た目も とても美しく、
ワインの風味も ちゃんと感じられます。

「楽しみだなぁ。」
「作るのも、食べるのもだよね!」
皆、うんうん頷きます。

ラジオから、ゆっくりと優しい歌が聴こえてきます。

「夜のFMからニュースを流しながら
部屋の灯り消して窓辺に椅子を運ぶ
小さなオペラグラスじっとのぞいたけど
月をすべる雲と柿の木ゆれてただけ」

松任谷由実の『ジャコビニ彗星の日』です。

こざる達は聴きながら、窓の外の夜空を眺めます。

「それはただどうでもいいことだったのに
空に近い場所へでかけてゆきたかった
いつか手をひかれて川原で見た花火
夢はつかの間だと自分に言いきかせて」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
食欲の秋、美味しい食べ物が次々と出てきますね。
よい毎日でありますように (^_^)

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