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人は誰しもストーリーテラー

 私は現在、ストーリーテラーとして、ストーリーテリングを活用したストーリーづくりのお手伝いをしています。なぜ私が、世にも奇妙なストーリーテラーという仕事をしているのか? 

 私が関わるストーリーづくりは、商品やサービスのコンセプトメイキングもそうですが、力を入れているのは個々人のストーリーづくりです。十人十色、その人が歩んできた物語、そしてこれから歩んでいく物語を言語化し、価値に変えるという仕事です。

 これから、ますます先行き不透明な時代がやってくるでしょう。そんな時に環境にばかり合わせて生きていては、常に変化というリスクに怯えて生きていかねばなりません。だからこそ、自分の人生にリーダーシップを持って生きることが大事です。自分のストーリーという軸を持っていることが必要です。

 ストーリーは私たちに様々な価値をもたらしてくれます。自らの過去・現在に向き合い、本当の自分をアウトプットすることで、【自己解放】【自己肯定感】【情熱回帰】が得られます。そしてその物語は誰かを魅了し、共感を呼び、変容を起こすのです。

 世界で1000万部を売り上げた『サピエンス全史』の中で、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は「人間はストーリーを語る能力があるおかげで、見知らぬ人同士が共通の目的のために力をあわせることができる」と語っています。そうやって、たったひとりの物語が世界を変えることだってあるのです。

 自分の物語を解放することで、自信を持って堂々と生きられる人を増やしたい。十人十色の物語を社会の「価値」に変えたい。そんな思いで、この仕事をしています。

 そして誰しも「ストーリーテラー」であることを意識したらいいんじゃないかなと思います。誰もが、自分の物語、大切な物語を生き生きと語れるようになったら、もっともっと、この世界に愛が生まれて、良くなるんじゃないかと、そんな妄想をしています。



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