陽光、は水を温めたり、また冷ましたりも出来る。
　ときには熱射によって沸騰させることもだ。でも、光、そそぐだけで触（さわ）ることは出来ない。安易（あんい）には動かせない。

　獣、は野生であればあるほどに水の清濁（せいだく）にこだわることもなく、その水域に飛び込む。直接的に、光とは違って触れられるのだ。水、を飲み干すことも溺れることさえも、出来る。

　【獣身、】は自らの憑依する肉体を傷つけられるのだ。【陽身、水身、】、光や水の性質では難しい行為ではある。肉体生命の社会生活に深く影響も及ぼすのだった。

　そういった性質で考えても肉体に憑依（ひょうい）する半身たちの、大きく分けての三形態は解りやすいのかも知れない。

　多彩な憑依（ひょうい）半身種族、混合種まで在るってのは前夜以来、述べてきた。
　むつかしく捉えないで、生まれ年の干支であるとか、血液型的な感覚で憑依（ひょうい）半身を考えてみるのもええかもだ。
　ただ、肉体に憑依するものによってはかなりの特殊能力を持ってるわけだが、。

　深い闇夜の刻限にそっと書棚から書物を抜き取る、またはそっとしまう、そんな感触を考えてみてほしい。
　「深夜書店、」という表現は知識を再生させる「思念」である。
　「思念」を憑依（ひょうい）、と捉えたらいい、。
　憑依、の感覚は書物の書棚からのぬきさし、その感触にも似ている。

　戦国時代、関ヶ原合戦でも史上有名な人物、石田三成。

　・・・おいおい、やらかしとんなぁ詩人よ、。深夜書店シリーズの登場人物名表記の謎について、さんざん考察で語っていたもんやけどな・・・。いきなし人物名からって？。
　
　ん、？。‶三夜、〟にちなんだ事柄でのこじつけで人名表記の‶三成。〟それをネタにしとるだけではあるまいな、。・・・とか、。スベリ、か。
　
　ご安心ください。
　歴史上の人物を憑依の（ひょうい）の性質などで語るに過ぎないのである。

　‶三成。〟に近い名前の登場人物は「真　深夜書店」シリーズには登場する。たとえば、現実社会での打ちっ放しゴルフ場なんかでSNSあげてる人物なんかだと、ドキッとするやもしれないが、。（笑）それはさておき、だ。

　「大一大万大吉」（だいいちだいまんだいきち）

　意味合いとしては「一人は万人のため、万人は一人のために行動すれば、人々は幸福（吉）に成れる」とされている…が、これは近代研究における見解であり、本来の意味を裏付ける史料は現在も発見されていないという。

　石田三成、のイメージと言えば関ヶ原合戦で敗退し、悪性評価の一辺倒だった。
　でも、最近では「義を貫いた忠臣」という良性な三成像も着実に広まってもいる。水の清濁（せいだく）にこだわる、深夜書店物語での、【水身、】憑依半身そのものだ。
　人望、のためにと、おのれの信義を曲げずにつらぬいた生き方も、。まぁ知る者こそぞ、知る人物、深くはググるなり、三成、よしなりで魅了されたしである。

　え～、戦国時代？、そっち系の話しなんかよ～、ってとこやけど。
　それは、違う。
　ただまぁ、深夜書店シリーズ、「遁走曲」としての歴史世界での小説があるのは事実だ。
　なんと「三国志」の世界軸で、とある深夜書店の登場人物の憑依半身と考えられる意識が時空を超えて、躍動する物語もある。
　「刃上遊戯　三国志　劉備の養子　劉封の物語」って小説が、深夜書店シリーズ、「遁走曲」にあたる。
　劉備（玄徳）の養子の劉封（史実では字は不明）この話では（子仁）、が主人公の物語がある。まぁこれは、ちょっとした宣伝。近日公開予定だ。
　
　そんなわけで、憑依半身、思念、は時空を超えて躍動する。

　ということは、すげえな‶石田三成〟の肉体に入ってた憑依半身、思念、が現代軸の物語で誰かの潔癖な肉体に在るわけだ。と、これも、ちょっとした宣伝だ。

　肉体生命、と憑依する意識。
　
　‶忘れられない瞬間は、ある。
　過去も未来も超えていくものが、伝わってくる、。
　そこかしこで、あたりまえにあふれている、そんなことばで、あらわしたくないくらいに、。〟

　「深夜書店、」という表現は知識を再生させる「思念」である。
　「思念」を憑依、と捉えたらいい、。
　憑依、の感覚は書物の書棚からのぬきさし、その感触にも似ている。

　「大一大万大吉」（だいいちだいまんだいきち）

　意味合いとしては「一人は万人のため、万人は一人のために行動すれば、人々は幸福（吉）に成れる」とされている…。
　この、心情は三つどもえの争闘のなかにも、深夜書店世界の物語にいつだって深くも浅くも染み入っている。

　陽光、は水を温めたり、また冷ましたりも出来る。
　ときには熱射によって沸騰させることもだ。でも、光、そそぐだけで触（さわ）ることは出来ない。安易（あんい）には動かせない。

　獣、は野生であればあるほどに水の清濁（せいだく）にこだわることもなく、その水域に飛び込む。直接的に、光とは違って触れられるのだ。水、を飲み干すことも溺れることさえも、出来る。

　【獣身、】は自らの憑依する肉体を傷つけられるのだ。【陽身、水身、】、光や水の性質では難しい行為ではある。肉体生命の社会生活に深く影響も及ぼすのだった。

　そういった性質で考えても肉体に憑依（ひょうい）する半身たちの、大きく分けての三形態は解りやすいのかも知れない。