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「情熱」「甘い運命」「太陽手に月は心の両手に」、深夜書店。

 もう戻らへん「情熱」両手で抱いても、
 日々をあたためていく。
 「甘い運命」に溺れながら、生まれたての月を照らす、
 心が止まる その日まで。
 「太陽手に 月は心の両手に 」走っていく、。
 終わらへんこと、どこかに在る、って。
 
 純粋で混ざり気がないという意味でも。
 生地(きじ)、の生は「き」と読む。
 生娘(きむすめ)とかの言葉もある。
 生一本(きいっぽん)とは心がまっすぐで、ひたむきに打ち込んでいく性格。
 一本槍(いっぽんやり)なんかにも通じるそうだ。

 俺(詩人)にとって叔父にあたり、世の中の視野をひろげてくれた人物はいま闘病中だ。
 子供時代からよく世話してくれた大恩人でもあるのだけれど、。
 叔父は衰弱した姿を俺(詩人)には見られたくないのでは、と、そんなことを考えさせてくれる存在の人、。
 老母にとってはかけがえのない弟で、このところ懸命に着物生地をつかった綿入れの羽織ものを 仕立てている。

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 若いころみたいに思うままに縫い物ができなくなったことを嘆きつつも、、。
 腕が痛い、手がうまく運ばないと言っては何度もやり直しながら目をしょぼしょぼさせて、針をとおしている。
 やりきる、のではなくやりとおしたいって。。
 槍、は斬るものではなく貫(つらぬ)くものだと、、。
 老いてこそ、清らかな心で熱意をもって取り組むのはええことやし、、。
 生きているあいだに着せてあげたい、そんな老母の気持ちも尊いもんがある。
 そそ、
 間に合う、間に合わないは、ど~ってことない。
 
 俺(詩人)は、ふとそれに気づく。
 別れが最後ではないことを ‶面影〟がいつだって教えてくれていることにも、。

 出逢ったかけがえのない存在たちに、日々が過ぎゆくなかで魅了されていく気持ち。
 それが、誰にでも起こることかどうかはわからへん。
 でも、単なる未練として時間を失っただけの後悔にはならないことを、。

 くそったれ野郎が、、この身体から ‶魂〟のすべてを喪失したくらいの衝撃でさえも、、。
 大地にひざをつき、天空見上げて咆哮(ほうこう)し、やがて慟哭(どうこく)に打ち震えた。
 そんな哀しみから、‶魂〟をよみがえらせて立ち上がり一歩を踏み出すまでの歳月もそ~いうこと。
 ‶懐かしい未来、。へ、走れ、。〟って文章が浮かんでくるからな。
 約束の地があるのか、辿りつくことできるんか、それはわからんけど、。
 すすんでいくねん。
 
 この身体から ‶魂〟のすべてを喪失したくらいの衝撃、、。
 
 それがなければ今現在、まったくちがう生涯やったと思える。
 せまくて、ちっぽけな世界観で満足してたんかもな。
 それで完結させているような生きかたをしてたかもしれへん。

 冷静で現実が見えてたこその ‶面影〟は詩人やった。
 ほんまのことを、「詩」にできてこその、。
 「詩人になりたい」って、はっきり彼女は云ったかどうか。
 そんな言葉をこのくそったれやった身体は聞けなかった。
 ・・聞く気もなかったんかもしらん。
 でも、それが聴こえてくるのは、歳月を経たからこそ。
 想いを解きほどいていくものは、記憶の中にしかないから、。
 ‶面影〟がみつめたすべてに「詩」が存在してる。
 生命、をすべてに刻みつけてる。
 恥ずかしがりや、やったくせしてな。
 凛とした立ち姿で、なんのてらいも臆面もなく、。
 「詩人になりたい」って宣(のたま)うみたいに、。

 ドラムとベース、低音を強調させた曲が好きやった。
 ドラムたたかれた、と思った瞬間に。
 でだしから、いきなり歌いだすとことかも、。
 動画↓。 UA「情熱 (Official Video)」4分36秒

【「情熱」歌詞】

【きっと涙は 音もなく流れるけれど
赤裸々に頬濡らし 心まで溶かしはじめる

こわれるくらい抱きしめてほしかったけど
想い出に笑われて 足跡も傷跡かくす

遠い昔の夢は 怖いくらいに広く
こぼれそうに蒼ざめた空に二人抱かれて
遠回りして あとずさりする
雲を撫でて
ほらね眠りの森が見えた

きっと涙は 音もなく流れるけれど
赤裸々に頬濡らし 心まで溶かしはじめる

こわれるくらい 抱きしめてほしかったけど
想い出に笑われて 足跡も傷跡かくす

遠い昔の夢は 甘いくらいに赤く
可哀相な太陽と光る蕾隠して
欲張りなだけ 臆病なだけ
鍵をかけた
いつもあなたの森は遠い

もう戻れない 情熱を両手に抱いて
孵らない想い集めて
サヨナラの口づけしましょう

そうね誰より 抱きしめてあげたいけれど
切なさにさらわれて 冗談がやけにむなしい

愛しても愛し切れない夜に
疲れすぎたけど今日もまた
答えのない疑問を抱いて
まぶしい朝日を待ってる

きっと涙は 音もなく流れるけれど
赤裸々に頬濡らし 心まで溶かしはじめる

こわれるくらい 抱きしめてほしかったけど
想い出に笑われて 足跡も傷跡かくす

もう戻れない 情熱を両手に抱いて
孵らない想い集めて
サヨナラの口づけしましょう

そうね誰より 抱きしめてあげたいけれど
切なさにさらわれて 冗談がやけにむなしい】

 歳月なんて感じさせない才能に対して、酔いしれている時間は糧になる。
 ドラム音のかっこええ響き、ドラムとベース、いい感じで低音が絡みはじめる曲。
 動画↓。 UA「甘い運命 (Official Video)」5分23秒

【「甘い運命」歌詞】

【はしゃいだ足跡を並べた影が揺れる
さっきの耳慣れないセリフ 繰り返した
頼りない坂道 燃え上がる夕暮れ
世界が切なすぎた日に

乾いたくるぶしだけ撫でて息を止めた
歪んだ背骨まで 小指を滑らせてた
生ぬるい空気は 2人だけの体温
見つけて 交じりあったから

重ね合う唇に愛がこぼれる
淡い花びら 肩につもる
絡み合う まなざしは 夜空を越えて
生まれたての 月を照らす

2人のまばたきさえ熱い時は過ぎて
無闇に夢に見てた花も咲き乱れて
見つめてく勇気と惜しみない口づけ
心が止まる その日まで

愛し合う喜びに涙こぼれる
甘い運命に溺れましょう
求め合うひたむきは炎より熱く
遠い未来の星に変わる

夜露に身を濡らして
朝日に胸焦がして
あてのない風の日も
2人の旅路は続くよ

重ね合う唇に愛がこぼれる
淡い花びら 肩につもる
絡み合う まなざしは 夜空を越え
生まれたての 月を照らす

愛し合う喜びに涙こぼれる
甘い運命に溺れましょう
2人の愛は虹を越えて】

 色褪せない、想いと共に、。
 太陽手に 月は心の両手に 走っていくためにも、。
 この曲はOfficial Videoではなく2010年6月の15周年記念ワンマンライブのものにする、。
 オリジナルと違うアレンジの洗練されてる感じ、
 詩人、やった ‶面影〟はこっちを気に入るはずやし、、。
 
 動画↓。 UA「太陽手に月は心の両手に」4分20秒

【「太陽手に月は心の両手に」オフィシャル歌詞】

【太陽手に 月は心の両手に 走った
こぼれる声 降りしきる雨の中も
握っていた 果かない夢の居場所を信じて
溢れてるのは 愛しい赤の涙

手のひらが 溶けはじめてる
夜明けまで 待ちつづけてた

なくしたものが 見つからないと
時間のない 彼女は言う
風は隠れて 泣いてた

太陽手に 月は心の両手に 走った
こぼれる声 降りしきる雨の中も
握っていた 果かない夢の居場所を信じて
溢れてるのは 愛しい赤の涙

振りかえる 影におびえた
くずれだす 肌の壁の音

終わらないこと どこかに在ると
こわれそうに 彼女は言う
枯れるまで 抱かれた

太陽手に 月は心の両手に 走った
こぼれる声 降りしきる雨の中も
握っていた 果かない夢の居場所を信じて
溢れてるのは 愛しい赤の涙】

 なくしたものが 見つからへん、って?
 時間のない 彼女が云う、って?
 ‶懐かしい未来、。へ、走れ、。〟って文章が浮かんでくるからな。
 約束の地があるのか、辿りつくことできるんか、それはわからんけど、。
 すすんでいくねん。
 
 俺(詩人)やからな、。
 
 もう戻らへん「情熱」両手で抱いても、
 日々をあたためていく。
 「甘い運命」に溺れながら、生まれたての月を照らす、
 心が止まる その日まで。
 「太陽手に 月は心の両手に 」走っていく、。
 終わらへんこと、どこかに在る、って。

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 動画↓。 UA「太陽手に月は心の両手に (Official Video)」5分20秒



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