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日本企業の決算で思う事諸々

本日移動日で戻ってまいりまして、来週からお仕事開始です。

今回色々と相談等もありましたが、また期間を作りますので、引き続きよろしくお願いします。

LINEなんかはマーケットの値動き等なんかでも不安な事があれば壁打ちで使ってもらって大丈夫ですので。

足元のマーケットの全体感については、米国次第のところではありますが、先週のISMの経済指標発表後にXにて呟かせてもらいましたが、経済指標があまり良くないです。

金利自体は低下してくるタイミングですので、米国債なんかは仕込み時期でありますし、少し特殊な債券の出物みたいなやつも出回り始めました。

この辺りはしっかりと頭に入れておくと良いです。

基本的に金利が下がると株は上がるというのが教科書的な話ですが、景気が悪化するというのはまた別で株は下がります。

本日もミシガン景況感の数字が悪かったですが、悪い経済指標が続くと上値を買いに行く投資家は減りますし、データが溜まっていくので注意が必要です。

金利が落ちてきた際に、株が下に反応しているような動きが見え始めると、空気が完全に変わる可能性があります。

本日は日系企業の決算について気になる点をお話します。

印象としては、決算数字も良い企業が結構売られているような印象です。

三菱商事も然り三菱重工やトヨタなんかもそんな印象で、傾向としてはハードルが高く、被弾してしまった方もいるでしょう。

ただし、2月から3月弱かった企業や足元売られ過ぎている企業は直近かなり強く資金が入って、決算をこなしている印象です。

半導体については、当時の様な機関投資家のフローは落ちており、頭は抑えられている印象です。

基本的に大型株については、この様なフローが入っている先は比較的堅調で、ある程度銘柄は入れ替えしないと全体は萎みながら、2極化しています。

また決算に関する内輪話をしますが、まず株価については、今年の1年後の利益の伸びを予測しながら、ガイダンスが重視され買われていきますが、日本企業については、この1Qで発表する年間予想のガイダンスは比較的置きに行く数値を出す傾向にあります。

また、為替も不安定ですので、予想も出しにくいのは事実です。

日本企業の場合は、下方修正が悪という認識を持っている企業が多く、上方修正は美徳とされていますので、比較的甘めに出し、伸びる企業は後から進捗率の上方修正で対応します。

加えてこの過度な円安環境で、日本株を売買する外人は増えていますが、日本株投資にまだ歴が浅い外人は今の様な決算だと日本の状況を知らないとガイダンスが想定より弱いとすぐに売ります。

特に盛り上がっていた銘柄なんかは、この様な状況を知らない外人も大量に買ってますから、彼らが売りに回ってしまい、今回の様な決算後に下がる様な値動きが散見された要因の1つです。

今回帰国した際、エクイティセールスと飯を食べていた際に、そんな話がありましたので、皆様にも共有しておさきます。

セールスも外人に、状況は伝えつつもわかっていない顧客も数多くいるそうなので、彼らが現物フローで売ってきた所は、また機関投資家が買うなり年金がリバランスしないと、いくら良い株でも個人が買っても上がりませんので、何が起きているのかは多少頭に入れておくと良いかもしれません、

以上

フラミンゴ伯爵

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