小曽根真さんの、毎晩のLIVE配信。あれは忘れられないあたたかい時間でした
2020年のわたしたちの日常は、
それまでの暮らしが通用しない世界になりました。
正体不明の感染症がこの先どうなるのかまったくわかりませんでした。
コンサートも無くなり、演奏もレッスンもとまりました。
そんな時、
ライブ配信を始めたのが小曽根真さん。
ほんとにあのライブ配信でどれだけの人が救われたでしょう。
機材もスタッフも揃わないまま、一流のピアニストが配信なんて、下手をすると命取りにもなりかねないし、納得のいくものを提供できるかもわからないストレスもあり、決断は大変だったと思うのです。
一流の人は、タダでは弾かないとか、ちゃんとした録音じゃないとやらないとか、コロナ禍前は、マウンティングかと思うような言い方をする人がいっぱいいたので、
私には、小曽根さんの試みがほんとに驚きと尊敬でいっぱいになりました。
ほかにも
ヨー・ヨー・マさんや
ソプラノ歌手の方など、
気取らずに配信されて人々を癒してくれました。
反田恭平さんも、中傷や批判を受けながらもさまざまな試みをされてました。
今となっては、当たり前にプロアマ問わずされていることですが、
有名だからこそ大変だったでしょう。
コロナ禍が明けて、
世の中が高速でまわり始めたけれど、
あのときの、温かいアーティストたちの姿は、今思い出しても心が優しくなります。
大変だったけど、とてもとても尊い経験でしたね。
それがあっての、今の私のライブ配信となります。
誰かに届けという思いは、今も同じ。
写真は、
関係ないけれど、ライブ配信していると、ご近所のリスナーさんが野菜を届けてくれるようになったので。
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