ちょうどいいところ(やまのひつじ)

しちがつとおか、きんようび。
おそらく、2週間ぶりくらいの休みなのだ。
たまたま、妻(呼び慣れない)とも休みが合ったので、ふたりで休日を過ごしている。
朝、コーヒーを淹れてみると「こんなゆっくりは久しぶり」という感覚が、その香りとともに立ち昇って、際立つ。
いい。いい日になりそうだ。

秋田の「のら珈琲さん」から荷物が届く。豆とカセットテープとリネンのキャップを購入。小さな店同士の繋がりは嬉しいものだ。
早速キャップをかぶって、妻に見せながらきゃっきゃとする。
食事は朝ごはんだか昼ごはんだかわからない納豆チャーハン。

相変わらず雨はすごい。
身体にこびりついた湿気を落とそうと、近所の松乃湯へ。
案の定貸切だった。
冷泉と蒸気のバランスで好みの湯加減に育てていく。
先客がいたら気を使う作業も、今日に限ってはへっちゃらだ。
今夜は生春巻きらしい。「中身って何入れるのー?」なんて壁越しに話していると、1時間はあっという間だ。

で、この次はと思ったところで3時のチャイムが鳴ったので筆を置くことにする。よって、生春巻きのレポートはまた今度。
最近わかったことだけど、妻は名前のある料理ならそれなりに作れ、名も無いものに挑むと大概味がないかしょっぱすぎるか、組み合わせがヘンテコすぎるものができあがる。名もない料理が得意なのはぼくのほうだ。

いいバランスで出来ている。だいすきなふたりだ。

(やまのひつじ)

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