見出し画像

手紙(cherry)

月曜日が来た。

月曜日はnoteを更新しようと決めている。


たとえ書くことが無かろうとも。

たとえ読む人が無かろうとも。


筋トレで筋肉をつけるように、積み重ねる。

月曜日じゃなくても、言葉がこぼれ落ちる時があるが、月曜日だけ更新しようと思う。


***

”コロナ離散家族”

と言うそうだ。私たち夫婦の場合。

コロナの影響で、今年の1月から海外赴任になった夫のもとに4月に行く予定が、先行き不透明になっている現在の私。

夫も一時帰国することもできず、運転免許証も更新期限が切れてしまった。(特例延長はした。)
あれほど赴任前に免許更新をしておいた方がいいと進言したのに。


結婚25年ともなると、会えなくて寂しい。という感情よりは、”元気にやっておるな。ヨシ。” ”私も元気でおるぞ。ヨシ。”
という感じであり、オンライン通話だって夫との通話が一番盛り上がらない。

しかし、昨日はほっこりした。

情報収集のためにフォローしている海外在住の方のインスタ投稿。
土曜日に規制解除となって、立ち入り禁止が解かれた緑豊かな公園にある湖の向こうに我が家のコンドミニアムが写っていた。
投稿記事によるとリアルタイム。

夫にインスタ画像を送ると、
「あの人かもね。」
と、小さく写る湖の向こうに座る人の画像が返送されてきた。


私が初めて海外に行ったのは、19才の時。
ロサンゼルス郊外への1ヶ月のホームステイだった。

1ヶ月の間に原因不明の高熱に気を失って倒れてしまい、数日間寝込んだ。
その状態は方法は忘れたが、実家の親に伝わった。
母親から心配のあまり手紙が届いたが、それは2週間後。すっかり回復して遊びまわっている頃だった。


現在はすっかり世界は狭くなった。
今日の事は今日伝わる。
今のことだって今伝わる。

便利。

しかし2週間かかって届いた手紙が、今の私には懐かしく心を揺さぶる。


STAY HOMEの今、私は手紙を書いている。

相手は夫ではないけども。

(cherry)

画像1

◎母の日
花束が届いた。
・・・・って自分で自分に贈った。
息子に「母の日だよ。」と伝えたら「あらま」と返信された。
息子ってそんなもん。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?