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【NZ生活1~3ヶ月目】しごとの話 in Auckland

NZに渡って最初の1ヶ月のうちにベッドバグの被害に遭い、コロナにかかるという悲惨なスタートを切った僕のワーホリ生活ですが、その後は無事仕事を始めることができ、朝はカフェで働き夜は語学学校に通うという、少々忙しいながらも充実した生活を送っていました。

オークランドでの仕事探し

今回は、オークランドでの仕事がどんなだったか、そして仕事探しのリアルについて書けたらと思います!

現地での仕事探しにはいくつか方法があります。

・”SEEK”、”Indeed”などの求人媒体をつかう
・Facebookグループで求人を探す
・お店に直接行って履歴書を配る
・知り合いの紹介

などなど。
僕はまず、最初に挙げたような求人サイトに英語の履歴書データをアップして、当時の家(まだベッドバグの被害に遭う直前の「あの」家…)からアクセスしやすい住所にあるカフェをチェックして応募しました。
ニュージーランドは日本と違って、公共交通機関が平気で遅れたりキャンセルされたりします。むしろ日本の電車とバスが凄すぎる…!日本の感覚で来てしまうと、ここでの公共交通機関の勝手の悪さにしばらく悩まされるかもしれません。

なおかつ、僕が探していた仕事はカフェでの仕事、あわよくばバリスタの仕事がもらえたらと思っていたので、朝が早いためにアクセスの良さはとても重要な要素でした。

運がいいことに、何件か応募したうちの一件から連絡をいただき、面接してもらえることになりました。オープニングスタッフを募集している新店舗で、在籍スタッフの国籍も豊かであるところに惹かれました。
無事面接を乗り切り、おそらくロケーションがネックで採用に苦戦していたようですぐに採用の通知をいただけました。すぐにでも仕事を始めたかったので、一発目の応募で決めることができたのは本当にラッキーでした!

まさかのバリスタポジションに変更

面接時は、「メルボルンで何年も前にバリスタを学んだもののそこから経験を積めていない」と伝えており、一旦はウェイターとして働き、忙しい時にバリスタのアシスタントとして補佐に入る”Waiter / Assistant barista” として採用をしてもらいました。
しかし、当初メインバリスタで入る予定だった方が事情により働けなくなってしまい、急遽「あなたがバリスタやって!」とマネージャーに言われ、ポジションが "Barista" へと変更になりました。こういう無茶振り、こっちでのあるあるです…笑

結果的には、この時半ば強引にバリスタとしてのキャリアを踏ませてもらって経験を積めたので、経験重視のニュージーランドでいいスタートが切れて良かったなと思っています。

もちろん、いきなりメインバリスタとして新規のお店を任せるのは危なっかしいので、オープンして1ヶ月ほどは日本人の先輩バリスタさんについてもらい、基礎を叩き込んでもらいました。

初めはラテアートはおろか、効率よく複数杯のコーヒーを淹れるのにも手こずって、反省しながら帰宅する日々でしたが、2ヶ月ほどするとだんだん慣れていき、地元の常連さんがだんだん定着するようになり、僕の辿々しい英語にも耳を傾けて聞いてくれる方がいたり、日本に旅行に行った時の話を楽しそうにしてくれる方もいて、忙しくてもそういったコミュニケーションをとる時間があったため充実したものとなりました。

仕事探しのリアル

ワーホリに来る方の中には、近年著しい円安の影響を受け、「出稼ぎ」のために海外に出向く方も少なくないと聞きます。

「海外で働けばたくさん稼げる!」
「月収50万も夢じゃない!」

そんな話も耳にします。

実際、稼げはするかと思います。職種によっては日本の時給の2〜3倍近く違うものもあります。

ただし、海外でたくさん稼げるというのは、専門知識や技術を身につけていて、英語でそれをアピールして現地の人とスムーズにコミュニケーションが取れるのであれば、の話です。

バリスタの時給は、NZドルで24~26ドルほどが相場かと思います。日本円換算すると約2,250円(1NZD=90円換算)。東京の最低賃金の2倍以上です。
物価ももちろん日本より高いですが、フルタイムで安定して仕事ができれば生活に苦労はしません。

ただ、ニュージーランドやオーストラリアの採用活動は基本的に「即戦力採用」。それも日本のように最初に研修期間を設けてくれたり、トレーナーがついて手取り足取り教えてくれはしません。英語も「話せる前提」です。

僕の場合、過去に少しだけオーストラリアのカフェで働いていたのと、日常会話程度の英語力はあった、プラス、タイミングと運が良かったのもあり比較的すぐに仕事が見つかりました。

そもそもコミュニケーションが取れない人を、他のローカルスタッフと同じ賃金で雇いたいとは…思ってもらえないのが現状です。
バリスタとしてものすごい実力があるとか、シェフとしての経験があるとかであれば話は変わってきますが、最低限の英語力(語学学校でいうIntermediate ~ Upper Intermediateくらい)は仕事をするのに身につけておいたほうがいいと思います。

また、バリスタクラスや語学学校など、行けば身につくものもあるし多国籍の友人もできるので魅力的ですが、高い金額を支払って通わなくとも日本で身につけられる知識やスキルはあります。

最低限の英語力+バリスタとしての基礎スキルがあれば、ニュージーランドでの仕事探しにはさほど苦労しない印象があります。

もちろんお金と時間、仕事や勉強と遊びなどのバランスは人それぞれなので判断はその人によりけりですが、これから渡航を考えていて現地ですぐにカフェで働いてみたいという方は、日本で先に準備をする選択肢を持ってみてもいいかもしれません!

実は僕は今、オーストラリアの田舎にある工場で仕事をしており、セカンドビザの取得を目指しているのですが、これまた「稼げる!」で噂のファーム/ファクトリージョブの話はまた”オーストラリア編”で書けたらなと思います。いつになることやら…笑

以上、実体験から学んだこと、感じたことでした!


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