プロフェッショナル

今日、ある皮膚科に行ってきましたが
プロフェッショナルと出会いまして
幸せを感じています

実は最近
突然に肩が皮膚荒れをしまして
いくつかの皮膚科にいくも

原因不明

と、三行半をくだされる事がありまして。

僕も医療従事者で研究者なので分かるんですが
ほんとにテキトーな薬を出されました(笑)
あ〜これね(笑)みたいなやつ。

で、その薬って学会で推奨されているので
その薬を提供している実績が評価されるという最低な土壌であり
医療の闇の1つです。

なんか、綺麗な説明してたけど
分かるって(笑)
バレバレです。

人生で、皮膚が荒れたのははじめてなので
少し驚きです。

ま、原因不明と答えたクリニック等は

疾患の
仮説もなければ、検証もしないという

そして副作用の確率が低い無難な薬で終わり。

医療従事者の最低限の原則すら行わない場所なので、
それはそれの話です。

が、そんな場所もあれば
本物もしっかりいる。
そう感じれる女性医師に
本日出会い、感動します。

まず、肩を見て3秒くらいで
自分の仮説の診断名を述べます。

その後、彼女が手をスッと上に上げると
後方にいた看護師が検査器具を2つ渡します。

彼女は肩の皮膚をその器具でキュッキュッととります。

そして、
顕微鏡で観察 

右手を出せば、また看護師から器具を渡され

もう一度、顕微鏡で観察。

その後、もう一度
先程の診断名を述べました。

やはり、そのようです。と。

で、分厚い専門書をだしてきては
パッとその疾患のページを見せてくれて
誰にでも理解できる言葉と例えで
説明してくれました。

その後は、
何が原因であるか
対策はどうするのか
日頃のケアはどうするか
さらに荒れたときの対処は

と、大事な要点だけを短くわかりやすく伝えてくれて
終わりました。

入るときから帰るときも
椅子の動きから、カーテン、ドアの開閉、荷物入れ
全ての動作補助は看護師が何気なく実施してくれました。

僕が、一切何も触れなくて済むように
完璧なタイミングでフォローしてくれているのです。

いやぁ。

全員がプロフェッショナル。

素晴らしい。
ほんとに素晴らしい。
自分の仕事にも還元させて頂きます。

あまりにも気になったので
ホームページなどを見ていたら

彼女は元々は赤十字病院の皮膚科専門医であり
症例としては、
交通事故後から感染系統から
癌治療後から皮膚移植から
多岐にわたる皮膚疾患の経験を持ち合わせた医師でした。

そして、阿吽の呼吸で
天才的なタイミングでフォローしていたあの看護師。

彼女は、赤十字病院でもオペ看護師でもあり
その女性医師とも赤十字病院で共に仕事してきた人でした。

共に歴戦を戦ってきたからこその呼吸。

医師が右手をあげるだけで、なにを欲しているか分かる
もうそこには言葉がいらないのですね。

看護師であるが、
その疾患への知識と判断力等はもはや医師と並ぶ。
早すぎず、遅くない完璧なタイミングで
その瞬間正解な器具を出す。

そのレベルに至るまでには、
どれほどの鍛錬を積んだのだろう

そのレベルに至るまでに、
どれほど苦しんできたのだろう

そのレベルに至るまでに、
どれほど乗り越えてきたのだろう

そんな、果てしなく深い覚悟の先の

プロフェッショナルに出会えて

僕は、幸せです。

心より敬意を。

ここまでのプロフェッショナルが行っている皮膚科クリニックと

ほんとになんちゃってでやってる皮膚科クリニック。

皮膚疾患に苦しむ人はたくさんいます。

僕の精神病院でも
皮膚疾患は、精神を破壊させるほどの力をもっています。

外にでられない
人前にでられない
顔をだせない
身体を見せれない
ブツブツが気持ち悪くて死にたくなる
身体中が荒れている

そこから、うつ病になる人もたくさん見てきました。

皮膚疾患に苦しむ人からすると、
あのクリニックの入口に踏み込む時ってのは

希望を少しでも持って
自分の皮膚を信じようとして
諦めずに
一歩行動して

それは、その人にとっては
ものすごい覚悟かもしれません。

そんな人の心を考えた時

やはり、誤診を恐れ
仮説の診断もせずに
検証すらせずに
オールラウンドの無難に効く薬をだして終わる
商売目的の医療は

僕としては、やはり許せません。

世の中は資本主義ですが

医療の世界に、経営術を持ち込むのは
絶対に反対です。

医療は、商売目的では絶対にあってはいけません。

自分のいる世界を間違えてはいけません

金儲けしたいなら、
株やったり
投資家になるなり
実業家になるなり

その世界に行くべきであり

医療という世界に
金儲けという概念を持ち込む
志の低い医療従事者に

ほんとに苦しんでいる患者が
被害を受けるのは
許せないです。

みなさんも
医療に関わるときは、
本物かどうかを見抜いてください。

一見冷たく見える医師もいます。
今日のプロである女性医師も愛想とは皆無です。

評価を見たら、 
無愛想で患者の目を見ないとか書かれたりしてますが
全く違う、、
そんなとこじゃないんです。

それだけで簡単に判断するのは注意してください。

話を聞いてくれる医師が優れているのではないし
優しい言葉を使うのってだけも違う
無駄話に付き合うのも優しさじゃない
次の患者が、迷惑かかるからです。

無駄なく、患者の苦しむ本質を見抜き
仮説と検証を即座に行い
短く、わかりやすく、対策も述べる

何が一体プロと感じるかはみなさん次第です。

昨今は、評価の時代です。

口コミやら、評価やら
それが左右してしまう世界です。

僕らが、本物を見抜き
その人を評価することが、患者を救います。

間違って、
なんちゃっての医療従事者が評価されてしまって
本物が淘汰される世界だけは絶対につくらせません。





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