河川プラスチック汚染
マガジンご購読の皆様、こんにちは。日頃は時差を超越した時間帯で暮らしている私も、久しぶりの移動のため、ど~んと時間をワープしております。プラスチックの海洋汚染が、これまでも時々話題になっていました。海で取れた魚の体内からプラスチックが出てきたという話です。何か月か前にラジオ放送でもお話しいたしました。
https://science.sciencemag.org/content/304/5672/838
https://voicy.jp/channel/1739/139529
それらのプラスチック廃棄物はどこから来たのでしょうか。海洋を航行する船などから来たわけでも、上空から降ってきたわけでもなく、ほとんどは河川から海へ向かって流れ込んだと考えられます。それでは、地球上のすべての河川がそのようにプラスチック廃棄物で汚染されまくっているのでしょうか。そうではありません。一部の河川の汚染が、全体のほとんどを占めています。
https://www.youtube.com/watch?v=1iprGAg7uoY
問題になっているのは、地球全体の総河川数から見れば少ないおよそ1000程度の川です。
では、その1000ほどの問題の川はどこにあるのでしょうか。
https://theoceancleanup.com/rivers/
上の地図から、相当な部分がアジアであることがわかりますね。中国、インド、東南アジアです。大陸側だけでなく、フィリピン、インドネシア等も非常に問題です。
よく見れば、日本もプラスチック廃棄物の汚染が深刻な場所が2か所あります。地図を拡大すると、羽田空港のすぐ近く、多摩川河口、そして、葛西臨海公園近く、荒川の河口です。
プラスチック廃棄物の回収は重要かつ有意義な活動ですが、それ自体、相当たいへんな作業です。さらには、いくら頑張るとしても、それを上回る勢いで投棄が進めばいたちごっこで、いつになっても追いつきません。
なかなか抜本解決は難しそうですが、一発逆転の発想のようなものはないでしょうか。
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