卵巣がんの栄養療法

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!



今回は卵巣がんについてお話します!

卵巣がんは、アメリカでは婦人科がんによる主な死亡原因になっており、40 ~ 65 歳の女性に好発するとされています。またこの疾患は女性の 78 人に 1 人に発生するので決して少なくない数字です。


つまり現代の女性であれば誰でも起こりうる疾患ですので今回のブログが卵巣がんの予防をする参考になれば幸いです。



卵巣がんの原因


遺伝


遺伝的素因は、卵巣がんの最も強力な危険因子です。卵巣がんの近親者がいる女性のリスクは約 3 倍高く、罹患した近親者が複数いる場合はさらにリスクが高くなります。




リンチ症候群や BRCA 遺伝子変異などの特定の遺伝性がん症候群も、卵巣がんのリスクを高めます。BRCA1 または BRCA2 変異を持つ女性は、卵巣悪性腫瘍の生涯リスクが 25 ~ 45% あり、BRCA1 は一般にリスクが高くなります。

家族歴と遺伝性の遺伝子変異が卵巣がんのリスクを高めますが、卵巣がんと診断された女性の約 20 ~ 25% がこの疾患を発症する遺伝的傾向を持っています。





ホルモンの影響

初潮が早い、閉経が遅い、不妊症、未産児はすべて、卵巣がんのリスク増加と関連しています。また、閉経期の女性に対するホルモン補充療法の現在および最近の使用は、特定の種類の卵巣がんのリスク増加と関連しています。




研究によると、乳製品は卵巣がんのリスクを高める可能性があります。ある研究では、アフリカ系アメリカ人がん疫学研究からがんの有無にかかわらず女性を追跡し、乳製品、ラクトース、カルシウム、およびビタミン D の消費とがんの発生率を監視しました。全乳とラクトースの摂取量が最も多い人は、摂取量が最も少ない人に比べて卵巣がんのリスクが高くなり、カルシウムを最も多く摂取した人は、がんのリスクが 49% 減少したという結果がでています。




ハーバード大学公衆衛生大学院が 12 の研究を分析したところ、1 日あたり 30 グラム以上の乳糖を摂取する女性では、卵巣がんが 19% 増加することが分かっています。



栄養の影響

疫学的調査により、卵巣がんの病因に関する重要な手がかりが明らかになりました。地中海地域およびアジアにおける卵巣がん死亡率は、肉、牛乳、および動物性脂肪の消費と関連しています。




NIH-AARP の研究では、動物性脂肪の摂取量が最も多い女性は、摂取量が最も少ないグループの女性と比較して、卵巣がんのリスクが 30% 高いと分かっています。



EPIC およびオランダのコホート研究では、飽和脂肪の摂取量が多い場合 (少ない場合と比較して)、卵巣がんのリスクが約 20% 増加することも分かっています。



またの摂取量が最も多いグループのアメリカ人女性は、卵の摂取量が最も少ないグループと比較して、リスクが 40% 近く高いことがわかりました。

動物性脂肪と肉はエストロゲン活性に影響を与え、卵巣がんを含むいくつかのがんに関与するポリペプチドであるインスリン様成長因子-1 (IGF-1) の血中濃度を上昇させます。




乳製品と卵巣がんリスクに関する研究では、毎日コップ1杯の牛乳を摂取すると、卵巣がんのリスクが平均13%上昇すると結論付けられています。[18]。

さらに、553,217人の女性を含む12の前向きコホート研究の結果では、1日に3皿の乳製品の消費は、1日に1皿と比較して、このがんに対するリスクが20%上昇することに関連すると結論付けています。





乳製品は、米国の食事における飽和脂肪の最大の供給源である。しかし、乳製品の摂取と卵巣がんとの関連は、飽和脂肪だけでは説明できないかもしれません。少量のスキムミルクや低脂肪乳の摂取(1日1食以上)でも、卵巣がんリスクの上昇と関連しています。これは、ガラクトースに関連した卵子毒性および/またはゴナドトロピン濃度の上昇に起因するとされています。


そして牛乳の摂取は、インスリン様成長因子-1の血中濃度を上昇させ発がんリスクを高めます。



肥満

思春期または成人期初期の肥満は、その後の卵巣がんのリスクを、通常の肥満度指数 (BMI) の女性よりも 1.5​​ ~ 2 倍増加させます。

女性の健康イニシアチブ (WHI) は、健康的な食事指数 (HEI-2005) に基づいて、食事が最も健康的な卵巣がんの女性は、食事が最も健康的でない女性と比較して、全死因死亡のリスクがほぼ 25% 低いことを発見しました。

いkつかの研究では、成人期初期または診断の 5 年前に肥満であった女性の生存率が有意に低いことがわかっています。


対策



果物、野菜、大豆を食べる


卵巣がんと診断される前の女性の食事パターンを調べた研究では、果物と野菜の摂取量が多い女性ほど卵巣がんの生存率が高いことが示されています。特に、黄色とアブラナ科の野菜は生存期間の延長に寄与し、乳製品と赤肉と加工肉は寿命を縮めました



California Teachers Study では1日あたり3mgのイソフラボン(大豆食品に含まれる植物エストロゲン)を消費した人は、1mg未満しか消費しなかった女性よりもリスクが44%低かったという結果が出ています。

豆腐や豆乳などの典型的な大豆食品には、平均して 1 食分あたり約 20 ~ 50 mgが含まれています。

Adventist Health Study-2 の研究によると、ビーガンの女性は、非菜食主義者と比較して、乳がん、卵巣がん、子宮がんなどのがんリスクが34%低下することが分かっています。




2014年の研究では、大豆製品の摂取量が多い場合(少ない場合と比較して)、卵巣がんのリスクが約50%低下することがわかりました。



アブラナ科野菜(ブロッコリー、キャベツ、ケール、カリフラワー、カブ、白菜など)の摂取量が多いほど、卵巣がんの発生率と反比例の関係にあり、摂取量が最も少ない人に比べてリスクが 11% 低くなります




まとめ

卵巣がんなど女性特有のがんの原因として遺伝以外はエストロゲンのレベルを上げる要因が卵巣がんなどの発症のリスクに繋がっています。なので肉などの動物性食品や飽和脂肪酸、牛乳などの乳製品の摂取が卵巣がんなどのリスクを上げるという結果もでています。


しかし、今市販で売られている肉や牛乳の問題は栄養学的な問題だけではなく、合成ホルモンや抗生物質、ワクチン、遺伝子組み換えされた餌の使用されているのでそもそも化学物質が肉や牛乳に混じっています

そんな化学物質まみれの物を身体に入れたらそれは何かしらの病気になりますよね?



牛乳に限っては、製造過程で高熱殺菌、ホモゲナイズされていますので牛乳に含まれるたんぱく質が変性して、脂肪成分は酸化していますので炎症を起こす原因にもなります。



遺伝の問題では特定の遺伝子変異で約4人に1人が卵巣がんの発症リスクが高まります。

この遺伝子の問題はどうしようもないかと思われますが、遺伝子栄養療法ではメチレーションという反応を起こすことにより、その遺伝子の問題に対処できる可能性がありますので、卵巣がんのリスクを上げる遺伝子の問題があってもメチレーション回路をしっかりと回わしておけば問題はないでしょう。




でも今回皆さんにお伝えしたいのは卵巣がんなど女性特有のがんは食事や栄養の問題により起こるということ、そして食事や栄養は自分たちでコントロールできるとういことです。

つまり、何を食べるか?それによって将来がんになるかどうかが決まるのです。



皆さん、明日から何を食べていきますか?



本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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