自律神経と免疫の関係性

おはようございます!

遺伝子栄養療法カウンセラーの金子です!


まず初めに、交感神経優位では顆粒球が増え、副交感神経が優位になればリンパ球が増えると言ってきました。

そして顆粒球は自己の異常な細胞を排除したり細菌に対して反応してそれらは貪食します。その際に活性酸素を出して組織を障害します。
これらの状態が続くと化膿性疾患や自己免疫疾患、がんになります。

リンパ球は顆粒球では処理できない小さな異物に対して反応します。つまりウィルスなどの抗原です。
つまり副交感神経が優位な状態は外敵に対しての反応がよくなります。その結果アレルギー疾患の原因になります。

では何故自律神経と免疫とがこのような関係性になったのかというと、、、、

まず昔は獲物を狩るときには全力でやります。その時交感神経を優位にして血糖値を上げ、細胞内にブドウ糖を入れるためインスリンがでて、心臓の働きを上げて運動能力を上げていきます。

この時獲物を狩るときには当然ケガをしやすくなります、擦り傷みたいなやつです、または肉食動物に攻撃されてケガする場合もあると思いますが、要するに体内に細菌が入りやすい状態です。

この時身体の中に入ってくるような細菌は大きくリンパ球では貪食能力が弱いので対応できないのです。

だから、身体は進化の過程で交感神経優位になるときは身体の中に細菌が入りやすい状態だから顆粒球が働くようにしようとなったとされています。
副交感神経とリンパ球の関係の始まりは腸腔動物の時代まで遡ります。
腸腔動物は口から消化管、肛門まで一直線に繋がっているような生き物です。

当然生き物なので摂食するのですがこの時摂食したものに異物が入っていることもあります。というより昔の環境であれば何かしら栄養になるもの以外のものも入っていたと思います。

なので食べるという行為は身体の中に異物(外敵)を入れる行為でもあるので外敵に強いリンパ球がいないと困るわけです。

しかし、何故顆粒球ではないのか?という疑問がでてきます。

これはまず摂食行為によって入ってくる異物が小さかったことが考えられますが、一番はリンパ球が持つ特徴が影響してりると考えられます。
リンパ球は顆粒球と違い異物に対しての記憶を持つことができ、2度目に同じ異物が入ってきた時が迅速に処理してくれます。顆粒球ではこれは起きません。

麻疹や風疹ウイルスなどは1度感染すると永久免疫が付くので2度と感染はしませんが、ピロリ菌や連鎖球菌、カンジダなどの細菌には何度も何度も感染します。

これはウイルスはリンパ球が対処するので抗原が記憶されますが、顆粒球は貪食するだけなので記憶はできませんので処理するのに時間がかかります。

話を戻して腸腔動物は食事の度に毎回毎回異物の処理に時間がかかっては栄養を吸収できないし最悪その異物の影響で死ぬかもしれません。

なので1度身体の中に入ってきた異物を記憶できるリンパ球を食事をする時に一緒に働いてもらい外敵への防御を高めていったということが考えられます。

このような経緯で副交感神経が働くとリンパ球が増えると考えれれています。


さてここから自律神経失調症についても話していこうかと思います。

まず自律神経失調症は原因が分からないけど、疲れやすい、頻脈、動悸がする、倦怠感、肩こり、抑うつなどなどの症状が出ますがこれらの症状は交感神経ずっと優位になりすぎている状態だと考えられます。

なので自律神経失調症と診断され上記のような症状がでている場合は交感神経が優位になる要因をなくし、副交感神経が優位になるようなことをすればいいということになります。


では交感神経が優位になるときは?

昔も今も戦っている時ですね、戦いの内容は人それぞれ違いますがその戦いを一旦やめることがまずは必要になるかと思います。

それか自律神経失調症は交感神経が優位になりすぎている状態だからその原因を取り除けば身体が休息モードになるので症状が良くなっていくということを説明して交感神経を優位にさせている原因を一緒に確認していく過程が必要になってくるかと思います。


この時に必要なのが交感神経を優位にさせている事実を見つけて、その事実に対してどう対応していくのかをクライエント様に決めてもらう、これが重要なことだと思います。

自律神経失調症だけではないですが、がんの方のカウンセリングをする時もがんを作っているのはあなた自身、あなたの精神、深層心理という事実を知ってもらい、そこからどうやって対処していくのかを決めていきます。

クライエント様自身が決めた方法で取り組まないと良くならないことが多いです。

動画のクライエント様も自分が生きる目的を明確にしていて、その目的を達成するためにはこの治療方法をやります!という意志がありました。この方は今でもご家族の介護をされながら元気に生活されており活力に満ちています。
https://youtu.be/Y3WXaN7Byo8

こういうクライエント様を見ると自分で責任を持って選択して実行する重要性を感じますし見習わないといけないなと思います。

PS:お身体不調でお悩みの方今無料相談を実施中なのでLINE@から友達登録して「無料相談 希望」とメッセージ頂けたらお返事させて頂きます!
https://lin.ee/IMO99ge
PSS:栄養指導している先生でこういう栄養学的なことや免疫学と病気の関係など専門的なことを学びたい方はFBやメッセンジャーでメッセージくださいませ。個別zoomで色々とお伝え致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?