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新じゃがでポテチを自作してみたらめっちゃ美味しかった話。

noteでお馴染み「やってみた」系の記事を書いてみる。
新じゃがでポテチを作ったらめっちゃ美味しかった。

その日、僕はふとポテチを食べたい欲にかられた。しかし家にはポテチは無い。スーパーに買いに行くのも面倒くさい。家にあるのが原材料の新じゃがのみ。そして自分でも買ったことを忘れていたスライサーなるアイテムがあった。

妻の言うところには、僕がかつてポテチ自作したいと言ってスライサーをAmazonでポチったらしかったが、僕自身すっかりわすれていた。そして満を辞してスライサーを使ってポテチを作ることにした。

新じゃがだから皮を剥かずにゴシゴシとあらって、いざスライス。後に厚みを調整するギミックがあり簡単だ。そしてセラミックの刃にじゃがいもを滑らせると、ん?切れたのか?というくらい感触が弱い。しかしちゃんと切れている!スライスされた生ポテチが確かにそこに一枚落ちていた。厚みは薄ければ薄い方がいいと揚げてからわかった。0.3mmがベストだ。ちなみに厚いと薄いフライドポテトみたいになる。それはそれで美味い。

スライサーのなんと楽なことか、調子に乗ってスルスルとスライスしてあっという間に拳大のジャガイモは無数の生ポテチと化した。

それを油で揚げていくぅ。適当にやる。適当にやると高温すぎた場合、焦げる。薄いので結構すぐ焦げる。温度管理が必要だ。一応揚げ物用の鍋を使用したので油の温度を測ろうと温度計をぶち込めるんだが、油の量をけちったゆえ、温度計が油までギリギリ到達してないので何の温度を測っているのかわからないが、とりあえず温度を見る。そこで導き出した結論は120℃。これがベスト温度だ!

しかし油断するとすぐ140℃くらいまで上がって焦げる。火を弱くすると気づいたら100℃でなかなかパリッとしない。しかも周りだけ焦げて真ん中が柔らかいツートンカラーポテチが生まれてしまう。120℃こそが市販品ような綺麗な黄色でパリッと揚がるんだが、これがなかなか難しい。

あと、家の鍋ではいっぺんに沢山揚げるのが難しい。薄いくせに面積はとるので一度に6枚くらいしかつくれない。揚がるたびに脳内でマックの「ティロリティロリ♪」が流れる。揚げてはすくい、すくっては揚げ、そして合間に我慢できず塩を振って食べてしまう。美味い。シンプルな塩が一番美味い。美味いが、忙しい。うおぉん俺は人間ポテチ工場だ!

あと、ジャガイモ一個から取れるポテチの量はかなり多いだろうと思っていたが、意外とそんなことは無かった。ちゃんと調べていないが、多く見積もってもジャンボパック一袋分くらいだ。150円分くらいだろうか。

結論。確かに揚げたてのクラフトポテチは美味い。しかし作業手間や出来高を考えると…コスパ悪いというのが正直な感想。人間ポテチ工場はなかなか激務なので、徹底した温度管理で正確に一定品質のポテチを大量生産してくれるカルビーさんに任せた方がよさそう。

しかし揚げるのは一つの体験として楽しいので、プロセスを楽しむのであれば、市販のチップスの袋をビリッとやるよりは有意義かもしれない。なにはともあれ、セラミックの刃のスライサーがめちゃくちゃよかったのでそれはおすすめ。キャベツとかも切れる。多分。

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