ハノイtoホーチミン
※画像は全てイメージです。
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ベトナムで仕事をしてそのままインドネシアで仕事だったが、便数の関係でホーチミンから乗る事になった。
他国の国内線に乗るのは初めてで中々ワクワクした。
しかし、それも束の間ドライバーも通訳も別件で動くから行けないと言い出した。
単身での移動が確定し、ワクワクはドキドキに変わった。
翌日、異国での国内移動スタート。
翻訳アプリもあるし問題ない。
チェックインして保安検査も無事パスし、程なくして飛行機に搭乗した。
小慣れた物である。
1時間程でホーチミン空港に到着した。
実際はタンソンニャット国際空港と言うらしい。
空港に降り立ち、とりあえず出口へ向かいタクシーに乗ってホテルに向かう。
はずだった
タクシー乗り場が分からん!
やばい、めっちゃクラクション鳴らされてる。
通るのは個人の乗用車
タクシーはたまに通るがフルシカトだ。
たまに業者ぽい男がタクシー、タクシーと話しかけて来るが、怪しすぎて乗れない。
どうしたら良いのか分からず遠方にくれてると通訳からメッセージが来た。
流石、出来る漢カイン君
社長、ホーチミン楽しんで下さい。
お困りの際は僕に連絡してくれたら通訳します。
何とも頼もしい存在。
早速、タクシー乗り場が分からない旨を伝える。
15分経過
…
20分経過
へんじがない
ただのしかばねのようだ
いや、当てにした俺が悪い。
サバイバルは今に始まった事じゃない。
今までだってどうにかして来たじゃ無いか。
上を見ると看板にXE TAXIと書いてある。
間違い無くタクシー乗り場だ。
それ以外に看板を出す意味はないはず。
そこに並ぶ事15分
僕の番が来た。
事前に安全なタクシーは緑、白、黄色の車体のタクシーだと聴いてたので目の前に止まった緑色のタクシーを見て一安心した。
日系のホテルを取ってもらってたのでそのホテル名を言うが伝わらない。
翻訳アプリに音声で入れてもヘンテコな感じになって伝わらない。
そうしてるとドライバーが明らかにイライラしてる様子になった。
急いで書類を引っ張り出してホテル予約の証明書的なものを渡して事なきを得たが運転がすこぶる荒い。
荒さにも慣れて初めて見るホーチミンの街並み
ハノイには至る所に仕事が無い男性がタムロしてたが、ホーチミンでは殆ど見なかった。
ホーチミンに住んでハノイの仕事を取るだったっけ?逆だったかも知れないが、その位の地域性の違いがあるらしい。
程なくしてホテルの近くと思しき場所でタクシーが止まり、降りろと言う。
ミャンマーでの嫌な思い出が蘇る。
とりあえず大きなお金しか無かったのでそれを渡すとお釣りがないと言ってくれなかった。
交渉力皆無の日本人になす術は無い。
少し悔しかったがそのまま降りてgoogle mapを頼りにホテルに向かう。
徒歩5分みたいだ。
非常に腹が減ったので何か食べようとキョロキョロしてると見慣れた赤と黄色の看板にSUKIYAと書いてある。
これは約束された味、すき家。
思わず飛び込むと今日はもう閉店だと告げられる。
その時の時刻PM21:00
24時間営業じゃ無いにしても閉店が早すぎるんじゃ無いか?
何故かは今でも謎である。
何とかホテルに着いた。
ミャンマーの時とは違い綺麗なホテルで安心した。
流石日系ホテル、清潔感あって良い感じ。
と思いつつカウンターに行くと日本語はおろか英語も通じなかった。
確かに日系とは言ったが日本語通じるとは言ってないよね。
もはや日系かも怪しいが。
翻訳アプリと予約証明書で何とか乗り切った。
部屋は綺麗。
広さも十分だ。
とりあえず腹が減ったのでロビーにくっ付いてるレストランで何やら日本食ぽい物を頼む。
勿論、パクチーは抜きだ。
確かすき焼き定食的な物を頼んだが正直すき家に引っ張られてたと思う。
だって食べたかったんだもん。
すき家。
出て来た鉄鍋の蓋を開けると湯気と共に懐かしい醤油の香りが
…しない
この匂いは知ってる…
見ると鍋一面に奴がいる。
パクチーだ。
直ぐに店員さんを呼びパクチー抜きだと言ったはずだと伝えるが、聞いて無いと言い張り不機嫌そうに去っていった。
パクチーを避けて出汁を飲んでみる。
まごう事なきパクチー味
もうダメだ食えない…
付いてきたご飯をかき込み
味噌汁で流し込む
はずだった…
味噌汁もパクチー味
ネギだと思ってた緑の物体は刻んだパクチーだった。
もう逃げ場がない。
追い詰められた筆者は
仕方なく味のしない白ごはんだけ食べ、足早に店を出たのだった。
部屋に戻り、非常に疲れてた筆者はシャワーを浴びて横になるといつの間にか寝ていた。、
2時間程寝ただろうか。
けたたましく鳴るスマホに起こされて寝ぼけながら電話に出ると
社長、お楽しみですか?
へへへ…
今A社長とのんでまーす
で、何かありました?
シバく!
今回又パクチーの話になったが、ここで筆を置こうと思う。
その後この通訳はトラブルを起こしてクビになるのだが、それはまた別のハナシ
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