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お花見レクリエーション

今日の職場は、お花見レクリエーション日でした。
月1回レクは行っており、食事提供はいつものお弁当ではなく、すべてスタッフの手作りです。

ところが、肝心な桜の開花にはならず、おまけに黄砂が流れているという環境下、天気も良く暖かい日でしたが、お花見なしのレクリエーションでした。

外は比較的、温度24度というとても暖かい日、施設前の駐車場からも富士山が眺めるという恵まれた環境。

卵、野菜、ポテトサラダ、イチゴジャムのそれぞれのサンドイッチ、シチュウ、ミカンのゼリーがランチとして、すべてスタッフの手作り。
わたしも微力ながらお手伝い。いつもアットホームな環境です。



机を外へ出し、いつも部屋食の利用者さんへも声かけし、ほぼ全員の利用者さんが外でランチしました。
病気のため口からの摂取が困難で、経管栄養をされている3名の利用者さんも一緒に外へ出て参加しました。
口から食事が取れない中、目の前で食事を取られている皆をみている、経管栄養をしている本人の気持ちを考えると、配慮がないかなと考えたりもしました。少しでも味わってほしいと考え、スポンジブラシにオレンジジュースやミルクティーを少量つけて、香りや味を味わっていただくようにしました。
何か他にいい方法はないかと考えます。

いつも部屋食の利用者さんも、声かけしお誘いしたところ、拒否がなかったため一緒に外でランチ、利用者さん同士でお話ししている姿があちこちで見られ、皆さんとても楽しそう。

作ったサンドイッチもシチューも皆さん、美味しい!と言ってくださり、ほぼ間食でした。

嚥下の乏しい方も、食の細い方も、この日ばかりは、トラブルなくsmoothに嚥下、いつもより多く食事摂取可能。

便秘だった方も、ランチ会の後、ポータブルトイレでしっかり排便。
義歯を外して洗うことを拒否していた方も、この日は『これ洗って』と。

不愛想な方もこの日は表情和やかにされていました。

月1回ですが、いつもと違う雰囲気の環境や食事内容。
こういう時間はとても大事だなと感じる今日という日でした。

人生最終段階、終の住処として選択した方、半ば家族の判断で強引に入所された方、ひとり暮らしが困難で身よりもなく仕方なく入所された方、様ざまな利用者さんたちがおられます。

相手が喜ぶような、気持ちが軽くなるような対応や声掛け、気持ちが上向きになるような環境の提供、おもてなし、声かけ、心地良さを与えたり、安心できるような優しく明るい対応。ホスピタリティーってこういうことなんだろうなぁと感じました。

これに音楽を付けたらもっと良くなりそう!


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