「徹底する」は改善策ではない
何かトラブルや問題が発生した際の、事後報告書の中に偶に確認を徹底するという文言を見かける。
僕はこれを見るたびに、呆れてつい鼻で笑ってしまう。
確認を徹底できていないから、問題が起こったのではなかったか。
それに対する対策が、確認を徹底するでは、何も対策をしないのと同じだ。
同じことの繰り返しが容易に想像できる。
この報告書をテキストに起こした人に心底落胆の気持ちが抑えられない。
実際のところ、何かやり方を変えた上でそれを徹底するということであれば、それがわかるように示すべきだ。
僕に突き返す権限があれば、すべて突き返してやりたい。
組織とは縦のラインには融通が利くが、横のラインへの口出しは以外と困難で面倒くさい。
傍目に腐敗している現状を見て見ぬふりをしないといけないのは何とストレスなことだろう。
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